19..臣side ページ19
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臣『そっか。』
その子の怯えように
ポンポンと頭を撫でた。
まぁ、よくわかんないけど相当無理らしい。
でもその発狂っぷりがもう一度見たくて
俺は仕掛ける。
臣『あ、背中に一匹ついてるよ？』
「ぎゃあああー！！！」
臣『うっそー』
ちょっとふざけたつもりだったけど
無理なもんは無理みたいで。
ネタばらしも聞かずに
俺の胸目掛けて飛び込んできて。
反射的にその身体を受け止める。
洗い立ての良い香り…
俺から見えるその子の華奢な肩。
すべすべしてる抱き心地に。
柔らかい胸の感触が。
また俺を刺激する。
自らの誘引した罰ゲームが再び…。
臣『だい……じょぶ？』
「取ってください取ってください！お願いします！！」
俺の腕の中で。
顔をぐりぐり押し付けてきて。
そんでもってギュっと抱きつき返してきて。
その混乱っぷりがちょっと可愛くて。
臣『ごめん、ついてるって嘘だから。笑』
「…………え。嘘だったんですか…？」
そのままの角度で俺を見上げた顔は。
すっげー真顔で冷たい目。笑
臣『それより…今苦しい』
「………あっ！すいませんごめんなさい！！」
何でか今軽く突き飛ばされた。笑
自ら積極的に抱きついてきたよね？
なんて言わせてくれなそうな位
みるみる顔を赤くして俯いてしまう。
「あの、退治してくれて。本当にありがとうございます」
俯いたまま、
床に向かってお礼言っちゃってる。笑
臣『それよりそろそろ服着たら？笑』
忘れてました……と
また顔をほんのり赤らめ
クスッと笑いかけてきたその子は。
そそくさと奥の部屋の中に入っていく。
臣『そーいえばさ！名前なんていうの？』
廊下にそのまま取り残された俺は
視界から消えたその子に向かって声を張る。
着替えてるだろうその部屋から
顔だけひょこっと出してきて。
「Aです……っ」
臣『へーAね』
「……呼び捨てですね」
照れた顔でまた俺に笑いかける。
もう抱き合った仲じゃん？
なんてボケかまそうとしたけど
ちょっと思い留まって一応自粛。
臣『俺、広臣だから臣でいいよ』
「臣さんさっきは本当にどうもあり」
臣『もういいから、早く着替えな。笑』
Aはまた照れた顔を一瞬浮かべて。
姿を消した。
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sana(プロフ) - SAYAKAさん» どうも有り難うございますっ(*ﾉｪﾉ)！！ (2016年1月19日 15時) (
レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
SAYAKA - 良かったです (2016年1月19日 15時) (レス) id: d7ea995e76 (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - ユキさん» 有難うございますっ(*´ｪ`*)！！永く永く奥底に沈めていた記憶。隆二くんの優しさに包まれ涙がぽろぽろと…(;_;)ﾒﾛﾒﾛ嬉しいですー！！熱優男隆二くんにこれからも翻弄されちゃって下さい(*ﾉｪﾉ)♪ (2016年1月11日 12時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 隆二と主人公の場面の泣いちゃうトコロ感動しました^o^☆★隆二がやさしすぎてメロメロですよ〜(^○^)☆ (2016年1月11日 11時) (レス) id: 2f43933571 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - きゃなさん» わぁーｺﾒﾝﾄ有り難うございますっ(*^^*)最後まで読んで下さって感謝です！！隆二さん‘ならこう言うかな？と考えながら書いてるのでその言葉染みました(*ﾟ0ﾟ*)同じく隆二さんの優しさにときめいてます！笑 (2015年8月28日 19時) (レス) id: f6de7066af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana | 作成日時：2015年8月7日 0時
