11..隆二side ページ11
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『は？何その反応！てか画面に名前表示されっから分かるっしょ！』
聞きなれた声の主が
意味わかんねーと爆笑してる。
電話の向こうできっと肩揺らして
いつものように笑ってんだろう。
俺は昨日の出来事を
ざっくばらんに説明した。
どうせすぐ岩ちゃんが言うだろうし。
『まじで？水くせー』
隆『別れてから結構時間経ってただろうしさ』
『てかその子の鍵ロビーんとこのポストに入れときゃ良かったんじゃん？』
隆『あ、それ一瞬思い付いたけど女の子の部屋だしもしも何かあったらさ』
『隆二やっさしーのな？』
隆『いや事の発端は俺だし』
ーーそう、本当それ。
俺の言葉に。
まあ本当何事もなくて良かったわーと返す臣。
いつもクールなイメージの強い臣だけど
意外と心配性だったりする。
会話のキャッチボール。
それがいつものリズムで繰り返された中。
何故だか数秒間。
臣が沈黙の間――を設けてきた。
そして開口一番。
『＿＿＿＿＿＿＿で？可愛い子？』
隆『……………………はっ？はぁっ？
そ、そんなん覚えてねーよ！』
臣が見てるはずないのに。
目の前で詰め寄られた気分になって。
予想外の質問に不覚にも焦ってる俺。
『だって電話待ち望んでた風じゃん？笑』
隆『いやいや俺起きたらそっこー急いで出てきたから！どんな子なんて知らねーし！』
『ふーーん。ま、隆二のお隣さんだし？
俺も同じマンションだし？いつか会っちゃうかもね？』
確かにそうだけど。
いつもの余裕たっぷりの澄まし顔が
目に浮かんできて……
臣の放った言葉に。
自分の眉が密かに反応を示す。
''あー今俺呼ばれたからまた後で''と
告げられ会話を終えてから。
ーー油断した隙に。
携帯のバイブの揺れを感じた。
再び着信ランプの点滅。
そんでもって知らない番号！！
隆「落ち着け…落ち着け……」
まず、逸る気持ちを押さえる。
画面を数秒見つめ、
ひとつ咳払い。
一呼吸置いて、
通話ボタンをなぞる。
隆『もしっ…あ、もしもしもし！！』
おいおい！
何回もしもしすんだよ！
俺大丈夫っ？
落ち着け、落ち着けって！
『あ！今市さん…の携帯ですか？』
隆『は、はい！！』
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sana(プロフ) - SAYAKAさん» どうも有り難うございますっ(*ﾉｪﾉ)！！ (2016年1月19日 15時) (
レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
SAYAKA - 良かったです (2016年1月19日 15時) (レス) id: d7ea995e76 (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - ユキさん» 有難うございますっ(*´ｪ`*)！！永く永く奥底に沈めていた記憶。隆二くんの優しさに包まれ涙がぽろぽろと…(;_;)ﾒﾛﾒﾛ嬉しいですー！！熱優男隆二くんにこれからも翻弄されちゃって下さい(*ﾉｪﾉ)♪ (2016年1月11日 12時) (レス) id: ce7a44bede (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 隆二と主人公の場面の泣いちゃうトコロ感動しました^o^☆★隆二がやさしすぎてメロメロですよ〜(^○^)☆ (2016年1月11日 11時) (レス) id: 2f43933571 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - きゃなさん» わぁーｺﾒﾝﾄ有り難うございますっ(*^^*)最後まで読んで下さって感謝です！！隆二さん‘ならこう言うかな？と考えながら書いてるのでその言葉染みました(*ﾟ0ﾟ*)同じく隆二さんの優しさにときめいてます！笑 (2015年8月28日 19時) (レス) id: f6de7066af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana | 作成日時：2015年8月7日 0時
