暗闇から救ってくれたのは･･･【志麻】 (ページ29)

今日:22 hit、昨日:0 hit、合計:95,301 hit

次のところ！ページ29

センラ「次、ここ行きたい！！」

センラさんの声が聞こえる。

Sea「ランプのシアターのやつね！」

坂田「空ちゃん、わかんないと思うけど、これ目で見るやつやねん。」

志麻「でも、聞いてるだけでも面白いで！」

『へー！じゃ、行ってみる？』

ということで、行く事になりました。
耳を済ましてみると、音楽や水の音、それ以外に大人の声、子供の声、色んな音が聞こえる。
これに景色を付け加えるとどんなに楽しいものか･･･想像する･･･

志麻「空ちゃん！空ちゃん！」

『あ！ごめん！ぼーとしてた！』

志麻くんに呼ばれていることに気づかなかった。

志麻「大丈夫？」

『大丈夫だよ！色んな人の楽しそうな声がするから、どれぐらい楽しいのか考えてた！』

志麻「空ちゃんが思う100倍楽しいよ！空ちゃんも楽しい？」

『楽しいよ！みんなと楽しめて幸せだよ！』

志麻「俺も幸せ！」

最後にふふっと志麻くんの笑い声が聞こえた。
その次には、さかたんのくらい声が聞こえた。ため息も付けて。

坂田「めっちゃ混んどるんやけどー！」

うらたぬき「うわっ、ほんとだ！」

センラ「2時間待ち･･････」

センラさんの死にそうな掠れた声に釣られて、テンションも下がる。

志麻「しょーがない。並ぶか！」

うらたぬき「また、ならんでる途中でゲームしようぜ！」

私たちは、並んでゲームを始める。