36 右手のキス ページ36
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それから家に帰っても頭が痛くて
薬を飲んでも治らなかった
どうしよう
…
ヴーッ、ヴーッ
病院に行くか悩んでいたら、1件の電話
"五条悟"
悟…今1番会いたくて会いたくない人
出るか迷っていたら
プツッと
通知は鳴らなくなった
ああ、出れなかった…
寝れば治るよね
ごめんね悟
そう、意識が薄くなってきた時
…ガチャ
家の玄関から音が聞こえた
鍵は閉めたはず
あれ、誰かくる…
でも意識が無くなりそう
朦朧とした意識の中で黒い影が蠢く
………さとる…っ？
「…A」
安心したように私は意識を手放した
++++
『んん…』
「あ、起きた」
『え、…悟』
あれから何時間経ったのだろうか
カーテン越しに通っていた光も暗くなり、闇へ吸い込まれていきそうな夜になっていた
「もー心配したんだからね、電話も出ないし…勝手に来ちゃったよ」
『うん、ごめん』
なぜ悟が私の家を知っているのかは聞かないでおいた
「…傑に会ったんだね」
『うん。会ったよ』
「触られた？」
『少し手を…』
なにか言いたそうな悟。
「そっか、良かった無事で」
『え、なんのこと…っ』
そう言うと悟は、ベットに座っている私の体を包み込むように抱きしめた
身長差もあって悟の胸下辺りに私の顔が来るような体制だった
「…Aに何かあったらと思って少しおまじないかけておいたんだ」
『まじない？』
「うん、Aはそういうの信じないと思うけど」
『悟ってメルヘンだね』
「はは、そうかもね」
悟は私の頭を優しく左手で支え、右手はベットへ
押し倒される形になり、悟の圧を感じる
『…なに？』
「傑に触れられた手はどっち」
『右手だけど…』
そういった私の右手を悟は自分の口に持っていき、キスをした
こちらを見ながらその行為を繰り返す悟
恥ずかしくなり、目線を外した私に頭を支えていた悟の左手が顔に触れる。
「なに恥ずかしがってんの」
無理やり頬を挟み込むように手で抑え、自分の方へ向かせる悟
『さ、悟がそんなことするから…』
「んー？どんなことかな」
『……んっ』
私が動けないように固定し、今度は唇にキスをする
「可愛い」
『なっ…』
最近よく"可愛い"を連呼する悟は、愛おしそうな顔をして言うので直視できない
私の家で初めてした行為は
悟の" 寵愛 "を受けた
・
※ [ 寵愛 ] 特別に大切にして愛すこと。
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鶏皮大好き(プロフ) - なーとさん» コメントありがとうございます🙌🏻🩵とても光栄で嬉しいです！！またどこかで見かけたら覗いて見てください！👀 (3月9日 21時) (
レス) id: d02929ed63 (このIDを非表示/違反報告)
なーと(プロフ) - 夢小説で泣く日が来るとは､､､神作品ありがとうございました！ (3月9日 17時) (レス) @page44 id: 30737ba1ce (このIDを非表示/違反報告)
鶏皮大好き(プロフ) - 夏斗さん» ありがとうございます！！恵ver.検討します✨️ (1月30日 17時) (レス) id: d02929ed63 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - うわぁあ！ 最高じゃないですか！ 一夜を共にするタイプかどうかは置いといて、恵ver.が見たいので、伸びることを願ってます！！ (1月30日 16時) (レス) @page45 id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
鶏皮大好き(プロフ) - 相羽さん» コメントありがとうございます🙌🏻✨️最後までご愛読とても嬉しいです！！また機会がありましたら作品を覗いてみてください🤝🏻🩵 (1月29日 0時) (レス) id: d02929ed63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶏皮大好き | 作成日時：2024年1月22日 1時
