検索窓
今日:25 hit、昨日:50 hit、合計:124,965 hit

35 ロン毛との再会 ページ35




「やあ、また会ったね」

『あ、え、や…』


恐怖のあまり体が強ばる


「ははは、そんなに怖がらないで。」


いや、怖いよ
あんなことされて…


『…さ、悟と知り合いなんですか?』


そうだ、聞きたかったんだ


「うん。まぁーね。」

『そ、それは…』

「悟とは恋人なのかい?」

『いや、違います』

「そうか……それじゃあ君は今フリーってことだね?私が狙っても?」

『え、狙うって…』



この人何が目的か分からない

もしかしてナンパ?

いやいや、やめておこう



「君が良ければ私と共にしてほしいんだ。もちろん衣食住はつけるよ」

『いや…』


何を言っているんだこの人


『名前も知らない人について行くことはできません。そ、それでは…』


「ああ、すまない。ちょっと待ってくれ。」



この人から遠ざからないといけない

そう思い、その場から逃げようとしたが

手を掴まれてしまう




ビリッ




掴まれた時に

静電気のような痛みを感じた


『な、なんですか?』

「…っ、はは。なるほどね…本当に独占欲が強くてなによりだよ」

『なんのこと、』

「いや、君は愛されてるね。面白い」


笑いながらそういうこのロン毛

まだ手は離してくれなくて…


『離してください』

「嗚呼すまなかった。私のことは傑と呼ぶといい」

『…す、傑さん?』

「ほら、もう名を知った仲になっただろ?Aさん」


なんで私の名を…

さすがに怖くて足が震える

でも、少し聞きたいことがあった

悟のこと


『さ、悟とはどこで知り合ったんですか…』

「そうだね、悟とは…若い時に少しね」

『わ、若い時…』

「今はもう会わないんだ。考え方が違うからね」


なにそれ

音楽性の違いで解散したバンドのように言う傑さん


『…』

「Aさんの方こそ、悟に愛されているみたいだね。とても重い…呪い()に」


最後の方に言った言葉は声が海風に遮られ聞こえなかった


『すみません、聞こえなくて…』

「いやいいよ。もう私はAさんと会うことはないだろう。悟によろしくと伝えてくれ」


そういうと傑さんは海の方へ歩き出した



なんだろう心がモヤモヤして目の前が白黒とチカチカする。




頭が痛い



36 右手のキス→←34 海辺の話し声



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (177 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
355人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鶏皮大好き(プロフ) - なーとさん» コメントありがとうございます🙌🏻🩵とても光栄で嬉しいです!!またどこかで見かけたら覗いて見てください!👀 (3月9日 21時) (レス) id: d02929ed63 (このIDを非表示/違反報告)
なーと(プロフ) - 夢小説で泣く日が来るとは、、、神作品ありがとうございました! (3月9日 17時) (レス) @page44 id: 30737ba1ce (このIDを非表示/違反報告)
鶏皮大好き(プロフ) - 夏斗さん» ありがとうございます!!恵ver.検討します✨️ (1月30日 17時) (レス) id: d02929ed63 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗(プロフ) - うわぁあ! 最高じゃないですか! 一夜を共にするタイプかどうかは置いといて、恵ver.が見たいので、伸びることを願ってます!! (1月30日 16時) (レス) @page45 id: 61784e28aa (このIDを非表示/違反報告)
鶏皮大好き(プロフ) - 相羽さん» コメントありがとうございます🙌🏻✨️最後までご愛読とても嬉しいです!!また機会がありましたら作品を覗いてみてください🤝🏻🩵 (1月29日 0時) (レス) id: d02929ed63 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鶏皮大好き | 作成日時:2024年1月22日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。