最強との一夜【五条悟】

21 キスで誤魔化して ページ21

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あのハゲを抱えてどこかに行ってしまった悟


私は先に温泉に入っていた。
今日は色々あったな…


悟が何者か分からなくなったけど、私の知ってる悟がいてくれればそれでいいかな


疑問は沢山ある。でも人には誰にも言えない1つや2つくらいの秘密は持っているだろう。



私も持ってるし



悟が話してくれるまで待つとするか




…





「いやー疲れた〜」

『あ、いた』


温泉から出て部屋に戻るとそこには畳の上で大の字になっている悟がいた


「温泉どーだった？」

『うん気持ちよかった〜』

「そうかそうか！やったね」


なんで悟が喜んでるのさ


『悟も入ってくれば？』

「んーAと入りたいかな…あそこで」


悟が見た方向にあるのはあの部屋についている露天風呂。


『いいけど…やっぱり変態だね』

「なんのことやら」





もう裸になることはなれた。悟の裸はなれないけど…






「はーきもち」

『う、うん。…ちょ、近い』

「えー近くて何が悪いの？」


あざといからやめてくれ。悟は私の背後に周り、後ろから抱きしめてくる。


「この温泉にはさ除霊効果があるらしいよ」

『除霊？』

「うん、Aはそういう霊や呪い信じるタイプ？」

『いや、科学的根拠がないと信じないタイプ』



「………ははは、そっか。そりゃあ良かったよ」

『なんのこと…っん』


変なことを聞いてくる悟の顔を見ようと後ろへ振り返る。が、不意打ちにキスをしてきた悟


「はは、可愛い」

『…んっ』

「ここでするのもありだね」



また、悟のペースに巻き込まれる






水の音と風の音と悟の声と







重なり合って








溶けてゆく






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