硬いソファ_SG ページ21
_SG
DK「ねぇヒョン、その喉僕にちょうだい」
SG「ﾌﾞﾌｯ」
「何いきなり。怖いこと言うね。で、スングァンはどうしたの」
ボーカルの練習中、ソクミニヒョンがAさんの目を真っ直ぐと見つめながら言っているのを見て、思わず飲んでいた水を吹き出した。
ジフニヒョンからは睨みを利かされ、Aさんとソクミニヒョンからは怪訝な目で見られる。
ジョンハニヒョンとジスヒョンは、練習に夢中でこちらの状況には気付いていなさそうだ。
SG「いや、喉ちょうだいって…あまりにストレートで」
言葉がストレートだったのに加えて、あの曇りなき眼。
確かに、喉が欲しいと思うくらいAさんは上手いし、表現力だってある。
羨ましくないと言ったら嘘になるけれど、ソクミニヒョンのことだ。本気で喉を奪いそうで怖い。
DK「えー、だってAヒョンめちゃくちゃ歌上手いじゃん。その喉に秘訣があるのかなって思って」
SG「僕からすればソクミニヒョンもめちゃくちゃ歌上手いけどね」
「俺からすればお前ら2人共上手すぎて怖いんだけど」
お互いがお互いを褒めるような言葉が飛び交う。
ただ、ソクミニヒョンが�犁蚕儉瓩任呂覆���Aさんの喉�瓩鰺澆靴�る理由もよく分かる。
Aさんは歌が上手いのは勿論そうなんだけど、それ以上に声が魅力的だった。
SG「出来る事なら僕も、Aさんの喉欲しいけどね」
「いや怖い怖い」
SG「だっていくら練習したところでその声は手に入らないじゃん。Aさんの中性的な声、僕すごく好き」
声だけ聞けば、性別の判断をするのは少し難しいと思う。
高いとも言えず低いとも言えない声。もちろん努力が殆どだろうが、音域も広く表現の仕様が数多とあった。
WZ「A、次」
「はーい」
ジフニヒョンに呼ばれ、レコーディング室に入っていったAさん。
普段はAさんに冷たいジフニヒョンも、実力は認めているのかはたまた無意識か、Aさんの歌を聞くと口角が少し上がっていた。
WZ「おっけ。自分でなんかある？」
「いや、大丈夫」
WZ「んじゃ出てきて」
心なしか、初めの頃よりもジフニヒョンの態度が柔らかいのは、Aさんの実力によるものか。
歌は人の心を動かすというけれど、ジフニヒョンもAさんの歌に多少なりとも動かされたのだろう。
改めて、歌って凄いと思った。
うーん、僕もやっぱり、Aさんの喉欲しいかも。
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揚羽(プロフ) - はにわさん» この作品以外もお気に入り登録してくださっているなんて…！感謝感激何ちゃらです！笑 この作品含め他の作品も、どうか今後もよろしくお願いします！♡ (5月1日 14時) (
レス) id: dc7b6890ce (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - シヒさん» ありがとうございます！時々雑談目的で帰ってくることもあるので、お暇があるときに覗いていただければ嬉しいです^^ (5月1日 14時) (レス) @page31 id: dc7b6890ce (このIDを非表示/違反報告)
はにわ(プロフ) - お気に入り登録していた作品が一気に公開されたのでなんでかなって思ってたら全て作者様のものでした！少し寂しい気持ちもありますが、受験頑張ってください！やはり人生の壁の一つですね。悔いの残らないよう最後まで頑張ってください！応援しています！ (1月14日 22時) (レス) @page30 id: 5308802bda (このIDを非表示/違反報告)
シヒ(プロフ) - しっかりとした目標を持ち勉学に励む作者様を尊敬します。陰ながら応援しています！来年の春また会えることを楽しみにしています。 (1月14日 22時) (レス) @page30 id: ccff3e8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - (名前)ひなたさん» ありがとうございます😌 (6月25日 19時) (レス) id: 48d0ed6c97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：揚羽 | 作成日時：2023年5月28日 22時
