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母「…あんな子、放っておきましょ。本人だってそう言っているんだし」
母さんに促され、僕たちはリビングに戻る。
さっき、ぶつかられた肩を擦る。
痛みは一切無いが、感触を思い出す。
細い。骨ばった肩だった。
ちなみに僕はさっき、本当に邪魔なところに立っていたらしい。
階段に続く入り口を、完全に塞いでしまっていた。
早く上がりたそうだったし、申し訳ないことをしたな、と思う。
その後、懐かしい自室に戻る。
すると、ナイスタイミングでスングァニヒョンから電話がかかってきた。
DN「もしもし、スングァニヒョン？」
SG「あ、ディノ。どう、帰省？」
DN「楽しいですよ。久しぶりに家族に会えたし」
SG「あ、妹ちゃんにも？」
DN「妹は…まぁ、会うことはできました」
SG「なんかあったの」
DN「なんか…愛想ないというか…可愛げがなくなってるんです」
その後、スングァニヒョンに愚痴ったり、逆にヒョンの愚痴を聞いたりして、気付いたら一時間が経ってた。
その時聞こえた、隣の部屋の扉が閉まる音。
時刻は深夜3時を指していた。
DN「こんな時間に？」
SG「え？」
声に出ていたらしい。スングァニヒョンが反応する。
DN「あ、いや、妹がまだ起きてるみたいで…」
話しながら部屋を出る。
すると見えた、Aが階段を下りる姿。
電話をしているのも忘れて声をかける。
DN「A」
肩をびくりと震わせるA。
制服に、スクールバッグ。そして、少し大きめのカバンを持っていた。
DN「こんな時間にどこ行く気？」
「…どこでもいいでしょ。ほっといて」
そう言ってまた下りていくA。
思わず手を掴む。
DN「いくらなんでもこの時間に出ていくのは駄目だよ。なんかあったら…」
Aの鋭い目が僕を捉える。
しばらく見つめたかと思うと、息を吐きながら言い放つ。
「…なんなの今更。兄ヅラしないでよ」
今更。
兄ヅラ。
力が入らなくなった僕の手を払い落とし、Aは外へと姿を消した。
SG「…ディノ？大丈夫？」
スングァニヒョンの声で我に返る。
電話を繋いだままだったのをすっかり忘れていた。
DN「あ、ヒョン…！えっと、なんですか？」
SG「僕には、無理しないでよ」
その言葉で、何かが弾けるようだった。
DN「…ヒョン、僕…もう、あの子の兄にはなれないんでしょうか…」
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揚羽(プロフ) - シルビィさん» ありがとうございます！待っていてくださる方がいると思うと倍頑張れますね笑 どうか今後もよろしくお願いします^^ (5月1日 14時) (
レス) id: dc7b6890ce (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - ぴさん» ありがとうございます！実は他作品(96lineの、犬。)にてセブチの新曲について喋り散らかしております笑 どうか今後もよろしくお願いします^^ (5月1日 14時) (レス) id: dc7b6890ce (このIDを非表示/違反報告)
シルビィ(プロフ) - ゆっくり待ってます！！第1希望の大学に受かるように応援しながら待ってますね(*^^*) (1月16日 22時) (レス) @page15 id: 504a50c72d (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - →つづきます… 占ツクも、もちろん作品を楽しみにして待っていますが、気負わず、ご自身のペースで、勉強の息抜きとかにでも更新してくださったら嬉しいです。お身体に気を付けて…くれぐれも無理しない程度に…！応援してます！勉強も占ツクも！ (1月15日 4時) (レス) id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 私も国家資格の方の浪人生です…その決断、すごい大変だったし葛藤もあったと思います。でもその決断をした主さんはとても凄いです尊敬します…！頑張ってください、来年の春に笑顔でいれることを願ってます！ (1月15日 4時) (レス) @page15 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：揚羽 | 作成日時：2023年1月4日 16時
