カムバック初日 @MUSIC BANK ページ15
-JK(ジョングク)
JK「あ、」
SH「…あ、」
ミューバンの収録中、控室の廊下でソハと鉢合わせた。
いつもならば気兼ねなく話しかけて、何ならお互いの楽屋だって行ったかもしれない。
だって仲良いから。
でも今日は、友情よりもライバル意識のほうが勝った。
それはどうやらソハのほうも同じようで、いつものようにニコニコと話しかけては来なかった。
お互い見つめ合ったまま一言も発さない。
そのまま、恐らく数分が経った。
ｽﾀｯﾌ「NOVEさん、10分後にリハでーす！」
番組スタッフの声で我に帰る。
一瞬そらしたお互いの視線がもう一度ぶつかると、どちらともなくふっと微笑んだ。
どこか挑戦的な笑み。
SH「負けないからね」
JK「俺らも、負けないよ」
すれ違いざま、ハイタッチをする。
お互いを鼓舞するような、ライバルではあるけれど友達でもあるから。
健闘を祈る、という意味を込めて。
控室に戻ると、空気は少しピりついていた。
周りからの期待も高く勢いに乗っている今、1位を逃すことはあってはならないこと。
しかも今までほとんど活動してこなかったようなグループに。
きっとヒョンたちの脳内はこんなことばかり考えてるんだろう。
JK「ヒョン、大丈夫ですよ」
俺の言葉が控室に響く。
JK「俺ら今まで一生懸命やってきたし、たとえ負けても何も恥ずかしくないですよ。だって向こうだって死ぬ気でやってるんですから」
JM「でも、あの子たちたった2か月で仕上げたんでしょ？こう言うのは何だけど…、それに負けたら」
JK「ヒョン、あの子たちのこの2か月の生活聞きました？」
俺の言葉に首を横に振るヒョンたち。
そりゃあ俺だって、たった2か月に負けてたまるかって思ってたけどさ、アレを聞いたら今回の成功も頷けるんだ。
俺がアレをやったら、死ぬんじゃないかな。
JK「朝の5時に練習室に集合して、そのままダイエットも兼ねて朝食と昼食抜きで夕方の5時までほとんど休憩なしで12時間踊りっぱなし。
そこから30分くらい休憩と夕食挟んで、5時半くらいから夜中の12時まで曲の練習とレコーディング。
それが終わったら終了らしいですけど、メンバーみんな自主練してたらしいです。
この2か月ちょっと、ずっと宿舎帰ってないみたいですよ」
SJ「それ…倒れないの」
JK「さぁ。でも俺がやったら確実に倒れますね」
ちなみにこの情報は、NCTのジェヒョンからの提供。
本気で死ぬんじゃないかと思ったらしい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1219人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
揚羽(プロフ) - wakaさん» 神様でしょうか…？来年、気持ちよく更新できるように頑張らせていただきます！どうか今後もよろしくお願いします^^ (5月1日 14時) (
レス) id: dc7b6890ce (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - yuyu83701920088さん» ありがとうございます！受験が終了したらたっぷりと更新させていただきます笑 どうか今後もよろしくお願いします^^ (5月1日 14時) (レス) id: dc7b6890ce (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 全力で謝らなくていいのよーー。第一希望に合格できるよう、受験勉強頑張って！！ (1月15日 10時) (レス) @page21 id: cdbb1440fc (このIDを非表示/違反報告)
yuyu83701920088(プロフ) - 受験勉強お疲れ様です♪更新はいつになっても大丈夫ですのでお身体に気をつけてお過ごしください！応援しています！ (1月14日 22時) (レス) @page21 id: 2a17a2bb09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：揚羽 | 作成日時：2023年8月5日 14時
