FanTAとBTS ページ2
「Make some noizーー!!!」
そんな煽りに答えるように、大きくうねる光の波。
デビュー当時は考えられなかった光景に、夢を見ているのかと錯覚しそうになる。
肌に感じる熱気、一面に広がる自分たちのペンライトの光、そしてイヤモニを付けていてもなお聞こえる歓声が、これが現実だと実感させる。
数々のアーティストたちが集まる授賞式にも関わらず、自分たちのペンライトを持つファンは多く見つかった。
デビューしてかなりの年月が経つが、ステージ上からの景色はいつ見ても圧巻で、涙が出そうになったこともある。
普段抱える葛藤や悩みも、この瞬間、ステージの上だけは考えずにいられた。
自分たちのステージを終え、メイク直しなどをした後 席へ戻る。
戻ると、自分たちの前に座っていたグループが振り向き、興奮した様子で話しかけてきた。
TH「ヒョン！ほんとに凄かった！何であんなにかっこいいの？！」
かの有名なBTSの四次元、テヒョンだ。
デビューが近く、音楽番組や授賞式などで毎回のように顔を合わせてきた彼らは、今や第2のメンバーのように思っている。
「ありがとㅋㅋ でももうちょい声量下げような。周りから見られてる」
TH「あ、ホントだ…」
MN(ミン)「テヒョンアたちはいつステージ？」
TH「俺らは…次の次の次…あれ、いつだっけ」
JM「今から4つ後。最後から3番目だよ、テヒョンアちゃんと把握しといてよ」
TH「ごめんってジミナ」
年齢も近く、同い年がいるメンバーも多い。
その中でも、ミン、テヒョンア、ジミンのクオズは両グループのファンからも大人気で、プライベートでもしょっちゅう遊びに行っては目撃情報がネットにあがる。
きっと今回の授賞式も、ファンが撮った映像が回りまくるのだろう。
NJ「悪いな、テヒョンイが」
ふとナムジュニが振り向き、呆れたような表情で謝る。その横でごめんと言うように片手を立てているホソガ。
「いや、うちこそミニがいつもお世話になってて」
HS「Aってファンタのオンマなの？ㅋㅋ」
「オンマに見える？ㅋ」
NJ「兄とオンマのちょうど中間ってとこかな」
ナムジュナとホソガ。
2人共94年生まれで仲が良く、特に互いのグループのリーダーである俺とナムジュニは、愚痴や悩みを聞き上手のホソギによく聞いてもらっていた。
クオズのように頻繁に会ったりはしないので仲が良いと思われることは少ないが、信頼できる友として実は仲が良いのだ。
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揚羽(プロフ) - るりんさん» ありがとうございます！作者がかなり多くのグループにハマっているので、これからも色んなグループが登場すると思います(笑) (7月31日 22時) (
レス) @page16 id: e61aca6625 (このIDを非表示/違反報告)
るりん(プロフ) - スキズとの絡み最高です！ (7月31日 20時) (レス) @page16 id: 260c836bad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：揚羽 | 作成日時：2023年5月23日 18時
