【五条悟】それは儚い初恋だった【呪術廻戦】 (ページ1)

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プロローグページ1

｢はい、えーともう片付いたのでまた車つけてもらっていいですか？
ありがとうございます｣

ありがとうございます、と電話相手の補助監督にお辞儀をすると電話を切った

目の前には積み重なる呪霊

1級呪術師瀬戸儚Aは大量の2級呪霊の討伐任務をちょうど終えたところだった

｢さすがに2級は単体じゃ物足りなくなってきたからこれくらいがちょうどいいかな｣

整った顔立ちをしてなかなか猟奇的な発言をするものだ

白い肌、大きな目、艶やかな黒髪、スラリとした体型、任務をこなす上で一般人の相手をする際、そのルックスは度々役立つ

｢お疲れ様です、もう2級は余裕ですね
これなら特級昇格も近いですね｣

｢嫌だな、特級とか面倒臭そうですよ
忙しくなっちゃったら駅前のオムライス食べに来れないし｣

｢色んなところに行けば美味しいオムライスに沢山出会えますよ｣

｢特級は五条くんで十分ですよ｣