第六十七話 こんにゃく… ページ21
〜るぅとサイド
お化け屋敷で、ころちゃんを襲うタイミングを狙っていた最中ボクがよそ見してる隙に、なんとこんにゃくがころちゃんの唇…視界を奪っていたのです!
許せません…!僕がころちゃんの唇を奪う予定だったのに!こんにゃくめ…!
ころちゃんの顔に引っ付いてた憎きこんにゃくを手に、一人で怒りの感情に浸っていると
ころん「るぅと君…?」
恐る恐る僕の顔を覗き込んでくる。そうだ、こんにゃくよりも大事な存在をほっといてどうする!
るぅと「すいません、ころちゃんの顔に引っ付くなんてすごい度胸の有るこんにゃくだなと思いまして…気にしないでくださいね?」
愛想笑いで答える。こんにゃくだけで怒ってしまってはころちゃんに悪いな…
ころん「あ、焼きもち焼いてるの?こんにゃくに?w」
プークスクス、と笑いをこらえながら子供っぽく聞いてくる。
憎めない可愛さって子の事を言うんですね、はぁ…尊い。
るぅと「と、とにかくもうこんな事にならないように、手繋いでましょう?」
ころん「え〜?別に良いけど、るぅと君もしかして怖いの?w」
るぅと「ころちゃん、いい加減にしてください?(ニコッ)」
ころん「はいすんませんでした」
ふざけながらも、ころちゃんは素直に手をギュッと繋いでくれた。
気のせいかもしれないけど、普通の時より手を握る力が強い。こんにゃくの事もあって、少々ビビってるのかも…
だとしたら、こんにゃくには少し感謝しなきゃな。…ころちゃんの顔に触れた事は絶対に許さないですけど。
るぅと「それにしても、随分と広い屋敷ですよね〜なかなか人の気配がしませんし…」
ころん「ほんとだ…めっちゃ人いないやんけ!」
お化け屋敷なんてめったに体験したことないので、詳しくは分かりませんがね。
るぅと「って事はころちゃんと二人っきりになれる時間が多くなるって事ですね、嬉しいです」
にこっと微笑むところちゃんは頬を赤くする。
ころん「まぁ、そうだけど…でも、ちょっとあれなんだよなぁ…」
るぅと「…やっぱりビビってますよね?」
ころん「そんな訳ないし!さっきのこんにゃくは何とも思ってないから!!」
るぅと「え〜、本当ですか?(笑)その割にはめっちゃ焦ってましたけど?」
ころん「ぐぬぬ…」
るぅと「さ、先に行きましょ!」
ころちゃんの手を引いて、奥に進んだ。
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いおにーや 。(プロフ) - そうさん» 我『ワクワクワクワk(((終わり』『え…?』 (8月21日 0時) (レス) @page21 id: a32f845e99 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - お、おわり?! (2022年1月10日 9時) (レス) @page21 id: 3a35e53173 (このIDを非表示/違反報告)
もえち後輩@?先輩大好き同盟(`・∀・´)(プロフ) - ひなちゃんさん» 嬉しい照れる///リクエストありがとうございます!なるべく早く描けるように頑張ります! (2020年8月30日 2時) (レス) id: b19d35b421 (このIDを非表示/違反報告)
もえち後輩@?先輩大好き同盟(`・∀・´)(プロフ) - 名無しさん» えっ本当ですか!?ありがとうございます!やる気出ましたw (2020年8月30日 2時) (レス) id: b19d35b421 (このIDを非表示/違反報告)
ひなちゃん - 好きです(唐突)あのー、リクいいですか?さとりーぬで「寝込みを襲う(キス)」でお願いしたいです!!書けたらでいいのでよろしくお願いします! (2020年8月28日 22時) (レス) id: 21ddb02b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌月姫(もえつき)@受験生なう | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年5月3日 18時