第六十六話 大胆 ページ20
〜ころんサイド
少し照れながら、幸せだとるぅと君に言う。
るぅと君が何か言いかけた時、
おばけ「うがあああ!」
暗闇の奥からお化けが襲い掛かってきた。いきなりだったから、思わずしりもちをついてしまった。
るぅと「ころちゃんとの折角のイチャイチャデートを…邪魔するなあああああ!(裏)」
るぅと君はどこからか隠し持っていたビール瓶をお化けに振り下ろそうとしていた。
おばけ「うげえええええ!?」
るぅと君を恐れて、お化けは逃げてしまった。
今は、おばけなんかよりるぅと君が怖いよ…
お化けがいないか確認した後、るぅと君はくるりとボクに振り返った。
るぅと「さぁ、これで二人っきりになれましたね?立てますか?」
差し伸べられた手をとって、ボクは立ち上がる。るぅと君の手を握っていると、自然と勇気が湧いてくる。
愛の力、なのかなぁ?
るぅと「ころちゃんの手って小さくてかわいい…ずっと触ってたい…」
るぅと君はボクの手をなでて眩しい笑顔を見せる。
なんだろう、おばけより恐怖を感じる気がするんだけど…
奥を進んでいくと、冷え冷えなドライアイスの煙が出ているゾーンに来た。
ころん「うっわぁ、めっちゃさっむ。しかも暗っ!?るぅと君、寒くな((ぬっぅ!?」
急にボクのくちに柔らかいぷにぷにした感触が。
もしかして、るぅと君が!?
えっ、大胆…///(ポッ)
まぁ、いつもの事だけどね。少しにやけてしまいながらも、そっと目を開けてみる、と。
ボクの目の前は、るぅと君の整った顔ではなく、粒々の入った黒いぷにぷにした四角い物体だった。
ころん「っっっ?!」
思わず、後ろに反射的に引いてしまった。
るぅと「どうしたんですか、いきなり?」
不思議そうにするるぅと君の声が近くで聞こえる。
どうやら今、ボクの唇を奪ったのはるぅと君ではなく、黒いこんにゃくらしい。
共通点は、腹黒いと色が黒い所しかないや…はぁ。
ころん「ん、んんんんん〜!(か、顔にこんにゃくが〜!)」
るぅと君が灯りでボクの顔を照らし出した様子がうかがえる。
るぅと「…。」
周りが急に静かになった。るぅと君の声がした方から、殺気が感じられる。
るぅと君怒らせたらシャレになんねぇな…マジで。
と思ってたら、視界が開けた。るぅと君がこんにゃくを顔からはがしてくれたのだ。
るぅと君、めっちゃすごい形相だよ…人って状況次第でこんにゃくをねたむんだな…
第六十七話 こんにゃく…→←第六十五話 あの日の話らしいですよ
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いおにーや 。(プロフ) - そうさん» 我『ワクワクワクワk(((終わり』『え…?』 (8月21日 0時) (レス) @page21 id: a32f845e99 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - お、おわり?! (2022年1月10日 9時) (レス) @page21 id: 3a35e53173 (このIDを非表示/違反報告)
もえち後輩@?先輩大好き同盟(`・∀・´)(プロフ) - ひなちゃんさん» 嬉しい照れる///リクエストありがとうございます!なるべく早く描けるように頑張ります! (2020年8月30日 2時) (レス) id: b19d35b421 (このIDを非表示/違反報告)
もえち後輩@?先輩大好き同盟(`・∀・´)(プロフ) - 名無しさん» えっ本当ですか!?ありがとうございます!やる気出ましたw (2020年8月30日 2時) (レス) id: b19d35b421 (このIDを非表示/違反報告)
ひなちゃん - 好きです(唐突)あのー、リクいいですか?さとりーぬで「寝込みを襲う(キス)」でお願いしたいです!!書けたらでいいのでよろしくお願いします! (2020年8月28日 22時) (レス) id: 21ddb02b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌月姫(もえつき)@受験生なう | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年5月3日 18時