いってきます（ジンベエ） リクエスト・モンブランさん ページ50
「ジンベエの親分、あんたに会いたいって人間が来てるよ！」
魚人の男にそう言われ、ゆっくりと立ち上がる。
七武海のことだろうか。
そんなことを思いながら、その人間がいるというところに向かう。
ジ「…。」
1人の女が立っていた。
見たことのある面影の女だった。
ジ「お前さん、わしに用があると聞いたが…」
貴「ジンベエさん、お久しぶりです。」
そう言うと、女はにっこりと笑った。
貴「もう覚えてませんか？」
ジ「…？」
女が服を引っ張ると胸元に『太陽』が刻まれているのが見えた。
ジ「…Aか⁉︎」
貴「はい…！」
Aはコアラと一緒に故郷に送り届けた子供だった。
あの時は細っこくて、触れれば怪我でもしそうな奴だった。
貴「あの時はお世話になりました。」
丁寧にAが頭を下げる。
ジ「構わん、お前さんが元気そうで何よりじゃ！」
貴「本当はコアラも連れてくるつもりだったんですけど、都合がつかなくて。」
ジ「そうか。あいつも元気にやっとるか？」
貴「ええ。今は魚人空手の師範代になってますよ。」
ジ「ほぉ！そりゃあ大したもんじゃなぁ。」
貴「ええ！彼女、とても強いんですよ。」
ジ「そういえば、お前さんは？」
貴「一応、私も師範代…です。今は武装色の覇気を習得中ですね。」
二人とも魚人空手をしていたのか。
貴「あの、ジンベエさん。一度、お相手してくれませんか？」
ジ「…わしがか？」
貴「はい！」
Aの目が輝く。
ジ「…少しだけだぞ？」
ー数時間後ー
ジ「はっはっは、まだまだじゃな。」
貴「ほ…んとに…はぁ…はぁ」
すっかり息が上がって倒れているAに笑いかける。
貴「今日はありがとう…ございました…！」
そう言うAの隣に腰を下ろした。
ジ「わしもお前さんが強くなっとるとわかって安心できたよ。」
へへっと照れたように笑うAの頭を撫でる。
貴「…あっ‼︎ジンベエさん、私そろそろ行かなきゃ！」
ジ「もう少しゆっくりとしても良かろうに。」
貴「へへ…でも、仲間を待たせてるから！また、必ず会いにきます！」
嬉しそうに笑うA。
そうか、お前には信頼できる仲間が出来たんじゃな。
なんとなく顔がほころんでいた。
ジ「そうか…」
Aの背中をパンと叩いた。
ジ「気をつけてな。」
そう言うと、Aは満面の笑みを見せた。
ーはい！いってきます‼︎
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カノン(プロフ) - りとさん» ありがとうございます！お願いします！ (2015年4月24日 18時) (
レス) id: a1e2e6e512 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - スペードさん» 感想ありがとうございました！ジンベエ楽しかったです！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - モンブランさん» いえいえ、どういたしまして！楽しかったです！！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - カノンさん» お久しぶりです！リクエスト了解しました！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ガナッシュさん» リクエスト了解しました！早く書き上げますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2014年12月16日 23時
