特別（サンジ） リクエスト・スペードさん ページ47
貴「サンジ。」
サ「…Aさん！」
優しい声に振り返る。
貴「ごめんなさい、忙しかったかしら？」
サ「いえ！そんなことありませんよ♡それより何かご用ですか？」
貴「それなら良かったわ。コーヒーをいただけない？」
サ「はい、喜んで！少し待っていてください！すぐに持っていきます！」
貴「ありがとう。」
サ「いえいえ〜♡」
彼女はクスリと笑うとくるりと背を向けた。
サ「…Aさん！」
貴女が振り返る。
サ「あ…いや。」
貴「？」
サ「あ、えっと…ミルクと砂糖はどうしますか？」
貴「そうね…お砂糖だけお願いするわ。」
サ「はい！」
また貴女が微笑むと、キッチンから出て行った。
サ「…。」
貴女が好きだ。
その言葉はまた伝えられないままになってしまった。
サ「ったく…何やってんだ、俺は。」
俺は彼女が好きだ。
確かに俺は世界中のレディを愛すると公言している。
もちろん、そのつもりだ。
だけど…彼女はそうじゃない。
そりゃ、胸がときめけばいつものようになる。
戦いで守るとなれば、体も触れる。
だけど…ふとした時にハッとしてしまう。
どこかで他のレディと違うのだと思ってしまう。
貴女に近づけない。
サ「…。」
本当は…貴女にもっと近づきたい。
大人のような貴女も、優しく母のように見守る貴女も、少し幼く見えるほころんで笑う貴女も、全てを抱きしめてしまいたい。
貴女が欲しい。
貴女の心も、体も、全部。
サ「…。」
コーヒーを淹れ、貴女の姿を探す。
貴女に伝えようと思う気持ちを抱えて。
彼女が好きな場所へ行くと、俺に背を向けるようにして彼女が座っていた。
その姿に見惚れる。
なんとなく、その手を伸ばしていた。
貴「…サンジ？」
貴女がゆっくりと振り返る。
貴「どうかした？」
優しく微笑む貴女。
ああ…やっぱりダメだ。
貴「…サンジ、どうしたの？」
サ「あ、ああ！コーヒーが入ったのでお持ちしました！」
貴「まあ！ありがとう。」
愛らしい笑顔がまだ見ていたい。
貴女に距離を置かれたくない。
貴「…サンジは優しいのね。」
貴女が愛らしく微笑む。
サ「ありがとうございます♡」
きっと貴女の言う『優しい』は俺が期待してる意味じゃない。
ー俺の思いは貴女にまだ伝えられないまま
ーだけど、このままでもいいのかもしれない
ーまだ俺は貴女の笑顔を見ていたい
ー貴女の側で居たい
私だけ（ルフィ） リクエスト・綾瀬 りほさん→←会いたくて（ドレーク） リクエスト・らくがきみんと★さん
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カノン(プロフ) - りとさん» ありがとうございます！お願いします！ (2015年4月24日 18時) (
レス) id: a1e2e6e512 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - スペードさん» 感想ありがとうございました！ジンベエ楽しかったです！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - モンブランさん» いえいえ、どういたしまして！楽しかったです！！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - カノンさん» お久しぶりです！リクエスト了解しました！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ガナッシュさん» リクエスト了解しました！早く書き上げますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2014年12月16日 23時
