いつかまた（フカボシ） リクエスト・モンブランさん ページ41
フ「皆さんにはなんとお礼を言えばいいのか…。」
私たちが魚人島を救った事に深々と頭を下げるフカボシさん。
貴「そんな、気にしないで！ほら、今は宴会ですし！そんなお話はまたにしましょ？」
そう言って微笑むと、フカボシさんも少し笑った。
フ「…貴女は優しい人なんですね。」
貴「へ？」
思わず赤面する。
それにつられてか、フカボシさんも赤くなった。
フ「あ、いや…その、決して貴女を困らせたいわけでは…‼︎」
慌てるフカボシさんに思わず笑っていた。
貴「気にしないでください！嬉しかったですし！」
そう言うと、フカボシさんが照れ臭そうに笑った。
フ「そ、それなら良かった…！」
それからお酒も入ったせいか、あっという間に意気投合して仲良くなった。
彼に陸上の話をすると、とても楽しそうに聞いてくれた。
逆に彼に聞いた海の中の話はどれも面白いものだった。
気がつくと、彼を好きになっている自分がいた。
…だけど、楽しい時間はあっという間に過ぎ去るもの。
フ「もう、行ってしまわれるのですね？」
貴「ええ、あまり長居をすれば貴方達にも迷惑をかけてしまうし…。」
フ「そんな、迷惑なんて！」
貴「…私たちは海賊であり…人間です。きっとよく思わない方もいらっしゃいます。」
私の言葉に悲しげに目を伏せるフカボシさん。
フ「出来ることならもう少し貴女と話していたかったのですがね…。」
貴「ええ、私も。」
そう言うと、フカボシさんの手を握った。
フ「Aさん…⁉︎」
貴「いつか必ず、また会いに来ます。」
そう言うと、彼に微笑んだ。
フカボシさんが深く頷いた。
少し泣きそうになるのを抑えながら、船に乗りこむ。
貴「…。」
船がゆっくりと魚人島を離れていく。
あと少しでここを出てしまう。
その時だった。
フ「Aさん！」
貴「フ、フカボシさん⁉︎」
フカボシさんが船の横を泳ぐ。
貴「どうかしたのですか？」
フカボシさんが小さく頷く。
フ「その…手を出していただけますか？」
フカボシさんに手を出すと、何かが手に乗った。
貴「…まあ！」
美しい貝の髪飾りだった。
貴「綺麗な髪飾り…！」
照れ臭そうに笑うフカボシさん。
貴「私…ずっと貴方を忘れません。」
フ「！」
貴「必ずまた会いに来ますから！」
そして、大きな声で叫んだ。
ーその時は貴方にちゃんと『好き』って伝えますから‼︎
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カノン(プロフ) - りとさん» ありがとうございます！お願いします！ (2015年4月24日 18時) (
レス) id: a1e2e6e512 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - スペードさん» 感想ありがとうございました！ジンベエ楽しかったです！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - モンブランさん» いえいえ、どういたしまして！楽しかったです！！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - カノンさん» お久しぶりです！リクエスト了解しました！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ガナッシュさん» リクエスト了解しました！早く書き上げますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2014年12月16日 23時
