お前以外に（ゾロ） リクエスト・カノンさん ページ38
貴「雨…。」
ふと城の外を見ると、雨が降り出していた。
このままだとじきに激しい雨になるだろう。
貴「剣士くん…帰ってきてるかしら。」
いつもこの時間は1人で修行してるから、まだ戻ってないかも。
貴「お父さん、少し剣士くん探してくるわ。」
ミ「…ああ、気をつけてな。」
貴「ええ。」
傘をさして外に出た。
貴「やだ、霧が…。」
いつも立ち込めている霧が、さらに深くなっている。
剣士くん、ただでさえ酷い方向音痴なのに…。
こんな天気じゃ帰ってこれなくなっちゃうわ。
貴「いつもの場所…かしら？」
父と剣士くんがいつも修行してる場所に向かう。
城からは少し距離がある場所で、剣士くん1人だと帰ってこれないらしい。
ただの一本道なのに。
貴「…あら、いた。」
いつもの場所にごろりと横になって寝ている剣士くんが見えた。
…こんな雨の中よく寝れるわね。
傍まで歩いていくと、しゃがみこんで声をかける。
貴「ちょっと剣士くん、起きなさいな。」
ピクリとも動かない。
貴「風邪ひくわよ。」
軽く揺すってみたが、少し唸るだけで起きる気配がない。
貴「もう…。」
呆れた人なんだから。
貴「…。」
…割と顔立ちは整ってる方なのかしら。
あんまりちゃんと顔見てなかったわ。
なんとなく彼の顔を覗き込んでいた。
ーぐいっ
突然、腕を引かれた。
バランスを崩し、剣士くんの上に倒れ込む。
貴「…！剣士くん、起きたの？」
ゾ「ずっと起きてた。」
貴「…まあいいわ。早く帰りましょ。風邪ひいちゃうわよ。」
立ち上がり、近くに落ちた傘を拾い上げる。
貴「行きましょ、父さんが待ってるわ。」
二人で傘に入り、城まで歩き始めた。
ゾ「…なぁ。」
貴「何かしら？」
ゾ「俺、お前の事好きだ。」
貴「⁉︎」
突然の剣士くんの告白に戸惑う。
貴「冗談はやめて。」
ゾ「別に冗談じゃねェよ。」
傘を持つ手が重なる。
貴「私を選ぶくらいなら…他の女性を選ぶ方が幸せだわ。」
ゾロが私をみた。
ーお前以外考えられねェ
ーそれにお前以上の女なんかいねェよ
一緒に（白ひげ海賊団・サッチ寄り） リクエスト・らくがきみんと★さん→←アネモネ（ロー） リクエスト・46猫さん
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カノン(プロフ) - りとさん» ありがとうございます！お願いします！ (2015年4月24日 18時) (
レス) id: a1e2e6e512 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - スペードさん» 感想ありがとうございました！ジンベエ楽しかったです！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - モンブランさん» いえいえ、どういたしまして！楽しかったです！！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - カノンさん» お久しぶりです！リクエスト了解しました！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ガナッシュさん» リクエスト了解しました！早く書き上げますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2014年12月16日 23時
