俺がいる(エース) リクエスト・ミントちゃん ページ13
エ「A、おはよう‼︎」
にっと笑って私に手を振る貴方。
貴「…おはようございます、エース隊長。」
エ「そのかたっくるしい呼び方、やめろよなー！」
貴「…考えておきます。」
くるりと背を向け、貴方から離れた。
エ「あ、待てよ‼︎一緒に飯食おうぜ‼︎」
貴「…。」
エ「ちょ！待てよ、A‼︎」
貴「…はい？」
振り返ると、エース隊長が少し怒ったような表情でこっちを見ていた。
貴「…どうかなさいましたか？」
エ「何で俺の事無視すんだよー！」
貴「無視？」
エ「一緒に飯食おうって言ったのに…！」
周りを見回す。
確かに私以外はいなさそうだ。
貴「ごめんなさい。まさか私に声をかけられていたとは思わなくて。」
エ「何で？」
貴「それは…」
簡単な話だ。
貴方が私なんかに声をかけるなんて普通思わない。
貴方は人を惹きつける笑顔や性格だけど、私は違う。
貴方とは住む世界が違うんだ。
貴「…。」
エ「A？」
不思議そうに私の顔を覗き込むエース隊長。
貴「っ‼︎離れて‼︎」
思わず貴方を突き飛ばした。
貴「！…申し訳…ありません。」
エ「いや、俺こそごめんな？Aが嫌がることしちまって…。」
貴「え…？」
どうして？
何で貴方が謝るの？
エ「次から気をつけるな！ほんと、ゴメン！」
貴「…どうして？」
思わず声に出していた。
エ「え、どうしてって…」
堰を切ったように胸の奥の感情が溢れ出す。
貴「どうして貴方は私なんかに優しくしてくれるの？」
エ「なんかに…？」
エース隊長の表情が険しくなった。
ードンッ‼︎
壁に押し付けられる。
エ「自分"なんかに"なんて言うな‼︎」
エース隊長が真っ直ぐに私を見据えた。
エ「自分自身のことを蔑むなよ‼︎」
貴「どうして…どうしてそんなこと言うの⁉︎貴方は誰からも愛されるから！そんな事言えるんでしょ⁉︎」
戦力にもならない私をどう思ってるかなんてわかってる。
邪魔だって。
いなければいいのにって。
貴「誰からも愛してもらえない、必要として貰えないのよ？自分自身のことを蔑みたくもなるわよ…！」
突然、貴方が私を優しく抱きしめた。
エ「俺がいる。」
ー俺はお前が必要だし、お前の事愛してる。
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カノン(プロフ) - りとさん» ありがとうございます！お願いします！ (2015年4月24日 18時) (
レス) id: a1e2e6e512 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - スペードさん» 感想ありがとうございました！ジンベエ楽しかったです！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - モンブランさん» いえいえ、どういたしまして！楽しかったです！！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - カノンさん» お久しぶりです！リクエスト了解しました！ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - ガナッシュさん» リクエスト了解しました！早く書き上げますね( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年4月24日 18時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2014年12月16日 23時
