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Itsuki
「ねえいつきくん」
「…怒ってる?」
樹「怒ってないよ」
今日は雑誌の撮影で
撮影の休憩時間が同じになり
控室のソファで座っていたら隣へ腰を下ろしたA
なんか久々に見た気がする
昨日もたくさん愛しあったのに。
こんなに髪の毛長かったっけ
サラサラとして艶のある髪の毛は綺麗にウェーブされていて
長いまつ毛もキラキラした瞼も
赤いぷるんとした唇も
ほんのりピンクな頬も
何もかもが魅了されて
樹「なんかさらに可愛くなったね」
「えっ、」
樹「こんな可愛いもん、映画にも呼ばれるよ、演技力も上がってきて知名度も上がって、、」
気付いたら口が止まらなくて
Aの頬へ手を伸ばした。
口を開けたままのAも可愛くて愛おしくて
「ねえ、いつきくんっ、褒めてくれるのは嬉しいの…
でも、でもっ、あのね、」
「あの…なんか、いつきくんが遠いみたいな…感覚に…なっちゃうっていうか、あのー、、」
「なんか、いつきくん、私のこと遠ざけてる…みたいな、かんじが、、、」
そう言われてハッとする
心の隙間を埋めるために俺はいるのに
何で遠ざけるような言い方なんだろう
別に映画にたくさん出てることに嫉妬してるわけでもないし
Aが可愛いなんてみんなよりもずっと前から知っている
なのに俺って何で突然こんな喋ってんだ?
「い、つきくんは悪くないんだよ…ただねっ、あのっ、寂しい」
「わたしはいつきくんがだいすきだからっ、」
樹「ごめんね、俺、多分今追いついてないの。
また映画決まったから会えない時間が増えちゃうなって思って」
樹「Aは何も悪くないの、我慢できない俺が悪い」
「んーん、そんなことないっ」
俺の好きな優しい顔をして
ちゅっ、と口づけをしてきたA
ああやっぱり好きだなあ
そう実感する
樹「愛してる」
「んふふっ私も愛してるよ」
「ねえ今日も…抱いて?」
樹「もちろん」
こうしてまた日常へ戻ってくる
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matsuhi1214(プロフ) - 続き 楽しみにしています! (2021年3月4日 1時) (レス) id: 083d73e97d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サトウプリン | 作成日時:2021年2月18日 13時