まったり。 ページ38
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食べ終わっても、机に寝そべって
まったりしていたけれど。
太陽の位置が変わったからか、
ジリジリ陽射しが強くなってきた。
・
サトピの家のリビングで、お母さんが元々かけていた
JazzyなBGMを聴きながら、ぼけーっとする。
木管楽器みたいな、味わいのあるテノールと
金管楽器のように透明な女性シンガーのデュエット。
サトピのお母さん、おしゃれだなあ。
サトピはソファーにかなりずり落ちて座って
リラックスしきっている。
ソファーの隣はなんだか近すぎる気がして、
私はラグに座って、ローテーブルにあった雑誌を
パラパラ見させてもらった。
あ、この雑貨屋さん、結構近くだ。
別の部屋から戻ってきたサトピのお母さんが
「そういう感じなの？…仲良いのね。笑」
と笑った。
「サトシ、あの話、Aちゃんと話した？」
「うにゃ、まだ」
何の話だろう？
「サトシ、全国の選抜に声をかけてもらったの」
「えっ、全国、ですか」
サトピは、ずり落ちたままの姿勢で、自分の爪を見てる。
「普通は、優勝した子だけみたいなんだけど」
すごい話と、ゆるゆるのサトピで
音声と映像が間違っているニュースみたいだ。
「でもこの子、こんな感じだから」
サトピは、爪を見た同じ姿勢のまま、苦笑いする。
「まあ、後は自分で話して」
サトピはお母さんの方を見て、口を開いた。
「…オレの話はいいよ、別に」
「いいよ、じゃなくて。
迷ってるんなら、聞いてもらいなさいよ。
それに、相談して、相談されて、そうやってお互い、
色々話せたり理解できるようになっていくんだから」
…なるほど。
「この先、Aちゃんの相談に乗ってあげたいなら、
アンタがまず話しなさい」
ゆるゆるの姿勢のまま、サトピがこっちを見た。
「…そういうもの？」
私は咄嗟に、頷いた。
本当は、話したくないことまで話して欲しいわけじゃないけれど。
話してくれたら、当然、嬉しい。
ふむ、という感じで、サトピが宙を見る。
「お母さん、出かけてくるからー」
サトピのお母さんが、棚の上から小物をいくつか手に取って
カバンに手をかける。
「あ、俺たち、２時ぐらいには出るから」
「了解〜。私はもう少し遅いかな。
Aちゃん、悪いけど、うちの子、よろしくね」
「あ、はい」
そんな大層な立場でもないけれど、
また、つい、返事してしまった。
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Sunny(プロフ) - さゆさん» さゆさん、嬉しいコメントをありがとうございますー！なのにコメントいただいたのを見落としてしまっていました（涙）続きも楽しんでいただけていたら嬉しいです。これからもどうぞよろしくお願いします♪ (2016年5月14日 1時) (
レス) id: d2987b7cf7 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - もー、ドキドキ・キュンキュンが止まりません!!(≧◇≦) どうしたらいいですか?!(//∇//) 素敵な作品に出会えうれしいです。この先も楽しみに読ませてもらいますね。 (2016年5月10日 20時) (レス) id: 14b76e209b (このIDを非表示/違反報告)
Sunny(プロフ) - さーぁさん» コメントありがとうございました…！遅くなってしまいましたが、もし良かったら、続きもお付き合いいただけましたら幸いです。励みになりました。コメントありがとうございました！ (2015年4月3日 5時) (レス) id: d2987b7cf7 (このIDを非表示/違反報告)
さーぁ(プロフ) - 続きがめっちゃめっちゃ読みたいです！！ (2015年2月2日 19時) (レス) id: fc93607255 (このIDを非表示/違反報告)
Sunny(プロフ) - さとさとさん» わあ、ありがとうございます。続きは書きかけてはいるのですが、なかなか…(T_T)でも、近いうちに！ありがとうございます。 (2015年1月4日 13時) (レス) id: d8cab3c243 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sunny | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/storm-of-applause
作成日時：2014年10月1日 23時
