69 ページ21
.
その後、病院まで送りて届けてもらい今日は別れた。
一人には慣れていたはずなのに、悟と出会ってからは毎日が忙しいけど楽しくて、一人の時間も少なかったので一人になると急に寂しさを覚える。
毎度のように遊んだ後は、写真を現像してアルバムに貼り付けているのだが、その作業が余韻に浸れるとともに会えない悲しさを倍増させる。
まだ別れてから3時間も経っていないのにもう既に私は次いつ会えるのかな、なんて考えてしまっている。
はあ、とため息をつき、ベッドに横になる。
とりあえず寝て気分でも落ち着かせようと思ったその時。私の電話が音を立てた。
誰だろうと確認をすると 五条悟 という文字が表記されていた。
私は咄嗟に電話を手に取り、通話に出た。
『悟？ どうかしたの？』
驚きと疑問が混じっている声で出た私。
「特にないけど、お前が会いたがってる頃だろうと思ってかけてやっただけ 」
あくまでも上から目線でものをいう姿も嫌いじゃない、むしろ好きだ。恋は盲目 というやつだろう。
『え……？』
私は図星をつかれおもわず素っ頓狂な声を出してしまった。
「もしかして図星か？」
ケラケラと笑ってる悟の声が聞こえる。
『な、なんでわかったの？』
否定も肯定もしないまま、質問を質問で返した。この返答によって肯定はないものの肯定してると捉えてくれたに間違えないだろう。
「そりゃ、お前のこと一番近くで見てるからな。いやでもわかるわ」
何故か顔は見えないのにいつもの自信満々に笑っている悟の顔が思い浮かんだ。
.
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←68
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆず - お知らせ、把握です！私も来週テストです、、更新楽しみにしてます！！ (2022年6月12日 20時) (
レス) @page18 id: a570195afd (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - いつも更新楽しみにしてます (2022年6月9日 22時) (レス) @page17 id: 785825e28f (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - もう死んでしまうのに、こんな大切で別れたくない人に出会ってしまったと考えると涙がとまりません。 (2022年5月12日 1時) (レス) @page11 id: 1dca6ab714 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あまね x他1人 | 作成日時：2022年1月27日 7時
