66 ページ18
・
服が入ったショッパーを手にぶら下げ、空いている片手は悟と重ねて握り、ショッピングモールの中を歩く。
そんな時、いい考えを思いついた。
『ねぇ、悟』
そう呼びかけるとふ、とこちらを振り返り、何?と言う。
『悟も服買わない?私も悟に選んでみたい』
「え?」
『私が、悟にされて嬉しかったからさ』
「……じゃあ、選んでもらおうかな?」
『そうこなくっちゃ』
そう言って私は悟の手を引き、悟が似合いそうな服を見つけに探し始めた。
30分程歩き回り、ようやっと気にいるお店を見つけられた。
だがしかし、洋服は何も決まっていない。
焦って頭も冷えていない状態で探す方が悟に失礼だと思い、時間をかけてでも探す方がいいと判断し、あまり時間を気にしすぎないようにした。
早速店の中へ入り、気になる服は手に取り見る、この作業のような手順を繰り返す。
そんな時、黒色のかっこいい革ジャンを見つけた。
手に取ったそれはとても綺麗で悟に似合いそうなものだった。
『悟に喜んでもらえるといいな……なんてね』
誰にも聞こえない声で口角を少しあげながらそう呟きレジへと向かった。
『さーとる! おまたせ! 選ぶのに時間がかかっちゃった…… ごめんね』
そう言ってショッパーを悟に渡す。
「お前がちゃんと選んでくれたから許す」
言葉は少し冷たいけど優しい。
『……本当そういう所すきだな、私』
「そーかよ」
そう言いながら顔を赤くしている姿もたまらなく好きだな、なんて思った。
・
半年以上無浮上ですいません(;_;)
受験もちかいですが少しずつ更新していきます👍🏻🎶
158人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆず - お知らせ、把握です!私も来週テストです、、更新楽しみにしてます!! (2022年6月12日 20時) (レス) @page18 id: a570195afd (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - いつも更新楽しみにしてます (2022年6月9日 22時) (レス) @page17 id: 785825e28f (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - もう死んでしまうのに、こんな大切で別れたくない人に出会ってしまったと考えると涙がとまりません。 (2022年5月12日 1時) (レス) @page11 id: 1dca6ab714 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あまね x他1人 | 作成日時:2022年1月27日 7時