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歩き始めて30分もしないくらいで大型ショッピングモールについた私達。
やはり、平日だろうが御構い無しに人でごった返している。

『平日でも混んでるね』
「流石、といったとこだな。こんなことなら貸切にでも……」
『悟が言うと現実味が増して洒落になんないよ……笑えないし』
「ごめん、冗談」

悟が隣でギョッとするような爆弾を投下してきて思わずびっくりしてしまった。
冗談と彼は言うものの本当にできてしまうような感じがして寒気が襲ってくる。
まあ、そこも良いところではあるが。
そんなことを悶々と考えていると、「ん」と言う言葉と同時に手を差し伸べられていた。

『手をつないで……って事?』

私の勘違いで手をつないでしまい、違うと言われる事以上に悲しい悲劇はないので一応確認を取らせてもらった。
あくまでも確認だ。気付いていないわけではない。決して私が鈍感なわけではない。決して。

「こんだけ人いるし迷子になられても嫌だしね……って言うのは半分嘘。手、繋ぎたい」

『ん、ありがと』

口ではこういうものの、顔には熱が集中し、少し、いやだいぶドキッときた。
無自覚にこういう事を言えるとこもいいところなんだろうな。
なんて思いながら差し伸べてくれた手に一回り小さい自分の手を優しくのせ、握り返した。




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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 高専時代   
作品ジャンル:恋愛
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ゆず - お知らせ、把握です!私も来週テストです、、更新楽しみにしてます!! (2022年6月12日 20時) (レス) @page18 id: a570195afd (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - いつも更新楽しみにしてます (2022年6月9日 22時) (レス) @page17 id: 785825e28f (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - もう死んでしまうのに、こんな大切で別れたくない人に出会ってしまったと考えると涙がとまりません。 (2022年5月12日 1時) (レス) @page11 id: 1dca6ab714 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あまね x他1人 | 作成日時:2022年1月27日 7時

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