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ヤバい。先ほどから、Aの脳内にはその言葉だけが充満している。遅刻寸前の時間に起き、ダッシュで家を出たら少し行った所にあるマンションで通行止めになっており、しかも、その目の前には警察車両が止まっている。
何が起きているんだ。と、Aは思った。そのマンションの前で警察関係者がたむろしている。もしかして、殺人事件とか………？Aはそう考えた。
警察関係者がいる事件現場で、どこかで見た事ある5人が遠くで話をしているように見えた。
どうしたら気付いてくれるのだろうとAは思い、取り敢えず野次馬達の間をすり抜けて行く。そして最前列に付いた瞬間、
「お前等！なにやってんだよ‼」
と、Aは叫んだ。
「ちょっと！何してるんですか？」
と、警察関係者に言われてしまったが、遠くの方にいる5人はAに気付いたようで、
「Aーー！遅いよー！」
と、相葉が大きな声で呼びかけながらAの方へ近付いてくる。それに付いて行くように残りの4人Aの方に近付いて来た。
そしてAの前に5人が現れ、櫻井と二宮が制服の警察関係者に何やら話をしているようだった。
しばらくすると、制服の警察関係者が渋々立ち入り禁止と書かれたテープを上げ、「入れ」と、言った。
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作者名：気の抜けた炭酸水 | 作成日時：2017年5月29日 21時
