知るべき事、知らなくてよかった事[ARS+Y] (ページ6)

今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:1,220 hit

6 ページ6

日が落ちかけ、防災無線が鳴り始めた頃、ドアのベルが鳴った。
現れたのは2人の男性で、1人の男性はスーツに赤いネクタイをしている。知的そうな顔立ちをしている。彼の名前は櫻井翔。探偵社の中では聞き込みなどをやっている。
もう1人の男性は櫻井と同じスーツと紫のネクタイをしている。彫りの深い顔立ちをしている。彼の名前は松本潤。探偵社の中では尾行などをやっている。
「ただいまー」
2人は声を揃えて言った。
「おかえりー」
と、部屋にいた3人が言った。
「あれ、リーダーはまだ戻ってないの？」
と、櫻井が聞く。
「うん。海でも行ってんじゃない？」
苦笑しながらAが返した。
「そうか」と、納得したように櫻井が頷いた。
「海か…今の時期だとアジ…かな？」
と、松本が呟く。
「さっすが。ウチの唯一の料理男子だけありますわ。」
煽っているのか、褒めているのかがよくわからない事を二宮が拍手をしながら言った。
「ありがと」
と、真顔で松本が言う。
「2人共、立ち話もアレだし、座ったら？」
そう相葉が提案した。
「うん。そうだね。」
と、言いながら櫻井は自分の椅子に座った。
松本はそれにつられるように座る。
しばらくすると、ドアのベルが鳴った。