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真っ暗の視界から、パッと、コンクリートで出来た小さな室内へと移り変わった。
その部屋の中に特別何かがある訳じゃない。目の前で縦に大きい剛鉄のドアがあるくらいだ。
そのドアを開けようとするが、外から鍵がかかっているのか、ドアは開かなかった。
Aと言う女性は後ろに下がり、壁に寄りかかる。そしてため息をついた。
これから何をされるんだろう。私をなんで閉じ込めているんだろう。
と、彼女はそう思った。
何分かすると、ドアの向こうから足音が聞こえてきた。
Aは少し驚いたみたいに肩を上げ、壁から外れ、緊張した顔持ちを見せた。
足音はどんどん近づいてくる。私を弄ぶように。
重たい音を上げ、ドアが開いた。
ドアが開いた瞬間、視界がゆっくりと視界が白へ染まっていく。Aはそこで意識を失った。
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作者名：気の抜けた炭酸水 | 作成日時：2017年5月29日 21時
