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ボーっとしながら歩いていると、地べたに座っている男性がいた。
その男性は顔は中々の美男子である。
が、服装はボロであり、なんとなく、漫画とかに出てくる乞食を思い出した。
なんとなく、その男性に、声を掛けてみようと思った。
「こんばんわ」
どういう風の吹きまわしなんだろう。
なんて、自分でも思ってしまった。
「…こんばんわ」
ボソッとした声で喋る。
「寂しい…ですか？」
なんでそんな事を言うんだろうと思った。
「貴方の方が寂しそうですよ。」
即答である。
少し、迷ったが、こう言ってみる事にした。
「私の家に…来てくれませんか？」
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作者名：気の抜けた炭酸水 | 作成日時：2017年4月16日 20時
