最後まで一緒にーPart2ー (ページ3)

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48話ページ3

潤side

リーダーが動いてくれなかったらどーなってたんだろ…。

あれから落ち着いて、明日も仕事あるからってご飯を食べて、シャワーを浴びて、各自それぞれ自室で寝ることになった。

静かになったべットの上で1人そう考えてた。

いつもボーッとしかしてないような、いっつも眠たそうにしてるリーダーがちゃんとリーダーをしてるところ…。

…俺が、病気になってからだなぁー。

俺のためにしっかりしなきゃっておもってんのかなぁー。

どっちにしろ、やっぱり迷惑かけてるな…。

潤「はぁーー…。」

コンコン

潤ビクッ「…はーい？」

ガチャッ

翔「よっ！…やっぱり寝れてなかったな。」

潤「え？」

翔「きっと1人で色々考えて、自分を追い詰めてるんじゃないかなって。」

潤「しょ…くん。」

ヤバイ…。涙で視界が滲む…。

翔「ほーら、泣くなー？」

優しく声をかけてくれたから…かけてくれちゃったから、俺はもう無意識のうちに翔君に話してた。

潤「リーダーに、みんなに迷惑かけてる…。俺、どーしていーかわかんなくて…。」

泣きながら翔君に話した。

最初はピンときてなかったみたいだけど「今日、智くんがあんなにピシッとしてたから？」と質問して、その質問に俺がうなずくと「あぁ」と。

翔「その事だったんだ。…潤、あのな？智くんがあんなにピシッとしてたのは潤のせいじゃなくて、潤の、メンバーのおかげなんだよ。」

潤「え？」

てっきり、なんでそんなこと考えてたの？みたいな質問をされるとばっかり思ってたから、ちょこっと間抜けな声が出た。

翔「え？って。笑…智くんさ、ずっと俺はリーダーに向いてないって悩んでたでしょ？今日だけじゃなくて前からリーダーとして、メンバーに何かしてあげたいって、前に飲みに行った時に言ってたんだ。さっきも、俺のとこに「俺、松潤のこと全力で支えるんだ。リーダーとしても、大野智としても。」って言いに来てたよ。だから、な？迷惑なんて思うやついないだろ？な？」

翔君が話してくれたリーダーの暖かい言葉に胸が一杯になって落ち着いてきていた涙がまた溢れだした。

潤「ぐすっ、ありがと。」

翔「ふふっ。いーえ。…んじゃ、この前ニノと2人で寝てたから今日は俺と寝る？」

さりげなくいっているつもりだろうけど、ちょっと頬が赤くなってる。

潤「うん。」

翔「…笑うなや。笑…じゃ、電気消すねー。おやすみー。」

潤「おやすみ。」

その日は、隣にいた翔君のおかけで朝までぐっすり眠れた。