最後まで一緒にーPart2ー (ページ17)

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62話ページ17

和也side

その日はごくごくふつーの、何かある訳でもない本当にふつーな日だった。

お昼くらいから明日放送するドラマの告知のためにニュース番組に出るくらいしか予定なんてなかった。

そう、本当にいつも通りだった。

雅「あれー？この靴下の片っぽどこやったっけー？」

和「知りませんよ笑」

翔「お前ら何やってんだー？マネ来るぞー」

もー相葉さんったら笑

こんな事やってるから、時間ギリギリになるんですよ笑

明日はいよいよドラマの放送日だなぁ…。

潤「ニーノっ！」

わっ！

和「もー後ろから来たらビックリするじゃないですかぁ」

潤「ふふっ」

潤くん、最近なんだかふんわりって言うかほんわかしてるな。

和「で、どうしたんですか？」

潤「ドラマ、明日だね。」

和「そうですね」

潤「ありがとね。俺のために。」

急だなー笑

和「いえいえ。俺、潤くん大好きですから笑」

潤「明日みんなでドラマ観ようね！」

和「もちろんですよ」

雅「はいはーい！俺もみんなで観るー！」

智「おいらもー」

和「だから、みんなで観るって言ってるでしょうよ」

翔「ほら、行くぞー！」

「待ってー！」なんて言いながら家中ドタバタ走り回って、「置いてくぞー！」なんて言いながらも待ってあげて…

俺は本当に嵐が好きだなと。

なーんて柄にも無いこと思っちゃったり？笑

マネ「着きましたよ。」

翔「マネサンキュ」

「今日どんな感じになるのかなー？」なんて話しながら楽屋に向かってる途中に事件は起きたんだ。

潤「ゲホッゲホッゲホッ」

どうしたんだろ？急に咳き込んで…

和「潤くん、大丈夫？」

声をかけても咳のせいで返事が出来ないみたいで…

前を歩いてた3人も「大丈夫か？」って駆け寄ってきた。

潤「ゴホッ」

ポタポタ

潤くんの口から血が溢れてきた。

和「潤くん！」

潤くんは苦しそうに目を瞑ったままふらっとふらついた。

倒れそうな潤くんを翔さんが受け止め、

翔「智くん、先生に電話。」

そう指示した。

智「うん。」

俺と相葉くんはパニックで何も出来なくなってた。

ここ最近は普通に過ごせてたのに…

何で？って思いで潰れそうになった。

どうしていいかわからなくなった。

翔「…の、…い…の！おい！ニノ！」

翔さんに呼ばれてハッとした。

翔「先生に電話したら、すぐ病院にってことで今もうすぐで救急車来るから。みんなで裏口の方行くよ。」

嵐ー翔潤「うん」

明日ドラマみんなで観ようねって約束したんだから。

潤くん…早く起きてよ。