北川第一出身、稲荷崎のツンデレマネの日常。【稲荷崎】

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及川さん寝落ち通話しよ☆



　
　
上記のメッセージを貰ったのは数時間前。
　
及川さんはたまに、こういう意味不明な行動をとる

　
　
　
…でも、大体こういう時は何かがあった時だから
訊いては上げるのだがね。なんかあったら心配だし
　
　

　
一応‥‥“後輩”だし。私がね
　
　


　

　
　
　

　
時刻は夜の10時。
　
　
及川さんから電話がかかってきた
　
　
　

　
・・・最初にコレを読んでくれている貴方に言っておきます。
　

　
　
　


私、京A。現在地＿＿＿【浴槽】





　

　
ビデオ通話ではないし、大丈夫だろと自己完結した私は
そのままスピーカーをオンにして応答した
　
　

　
　

及川『もしもーし！Aちゃん、元気？』
　
　
元気な声が聞こえてくる
　
　

　
「こんばんは。元気ですよ」
　
　
　
そう答えた瞬間、及川さんが息をのんだ音がした
　
　

及川『エｯ、ちょ…え！？Aちゃん！今ドコに居るの！？』
　
　
　
「浴槽です」
　
　

及川『何で！？』
　
　

「ちょうど入ってたので。拒否するのもアレかな、と」
　
　
　
及川(いや、エｯｯｯｯｯｯｯロ！？！？！？)
　
　
　
「及川さん？」
　

　
及川『え、ウン。なんかごめん！！出たらまたかけ直して！？
俺の心がもたない…！』
　
　

　

「…判りました。ではまた5分後」
　
　
私は通話をきり、さっさと風呂場を出た。
　
　

　
　
「…めんどくさッ」

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