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体育館＿＿＿＿＿＿＿＿
中では１年生が２・３年生に見られながら試合をしていた
監督に気付いた部員たちは挨拶している
あ、主将の人来た…
主将「こんにちは」
黒須「おぉ、信介！今年はどうや？」
主将「ええ感じやと思います。…その子は？」
黒須「あぁ、この子は宮城から来た京さんや
推薦やけど女バレに入部するか迷っとるらしかったから連れてきてん。
マネージャーに勧誘したってや」
主将「はぁ…」
曖昧に返事をした主将さんは、私の方を向く
「！」
主将「３年キャプテンの北信介や。そない緊張せんでええよ
京さんよな。よろしゅうな」
「１年３組の京Aです。…よろしくお願いします」
北「おん、よろしゅう。バレー経験者なんですか？」
黒須「ん？何で俺に訊くねん。本人に訊きや」
そう云って監督はベンチの方へ歩いて行った
…マジかあの人・・・
「あ…えっと」
北「ん？」
「……何でもないです」
北「ほおか。…自分、バレーしとったん？」
「小２から中学３年はやってました。
続けるかはまだ決めれてないんですけど…」
北「怪我でもしたん？」
「物理的にじゃなく、精神的には…」
北「ほお。宮城言うたら有名なんは白鳥沢よな」
「あぁ…中学でも試合しました」
北「勝ったん？」
「まさか。さすがに勝てませんでしたよ」
北「…ポジション、どこやったん」
「私は元セッターです」
北「ぽいわぁ」
「！そうですか？」
北「おん。しっかりしとるしなあ」
「…どうも」
話していると後ろから喧嘩声が聞こえて来た
？「なっやねん！やんのかサムおら！！」
？「ツムが俺の飯食うんが悪いんやろ！！
名前書いとったやん！！このアホツムボケツム！！」
？「あ！？一発やったる！こっち来いサム！」
？「“来い”言われて行くアホがどこに居るっちゅうねん！！」
・・・双子…だ。多分
北「ちょお待っとってな。止めて来るわ」
「あ、はい」
北先輩が近づくのに気付いた２人は、シュッと喧嘩をやめた
・・・凄いな
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作者名：響輝
| 作成日時：2022年5月6日 17時
