推しの世界でモブを目指して何が悪い！！

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―自宅―


他愛ない話をしながら歩いていると、
あっという間に家に着いた。
　



私は太宰さんに頭を下げる。
　



『本件につきましては、ご迷惑をお掛けしました。』ﾍﾟｺｯ
　

太「大丈夫だよ、よくあることさ。」

　


『……あの、一つ…いいですか。』



太「なんだい？」
　


『私が戻った時…あ、家での話で…

　


何をしていたのですか？』
　



太「・・・」


『皆さんが焦っていたように見えたので。』


太「答えはねｋ『そうじゃないんです』？」


　


『…太宰さん、あなたは‥‥‥皆さんに何を隠しているんですか？』



太「！」




『……失礼しました。
人の事情にずかずかと…。

　


忘れてください。』



　



私はクルッと方向転換をして歩き出す。
　


　




　






　




ﾊﾟｼｯ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　





そんな私の手首を、太宰さんが掴んだ。



『！』
　



太「…私と少しお話ししようか。」


『…太宰さんが辛いのなら「大丈夫だよ。」…』
　


待って。

コレ、最終的に私の事も聞かれるパターンじゃね？
　


『…中、どうぞ。』



客間へ通す。


　





太「…君は、いったい何者なんだい？」


『！』


太「？」


『いえ。
…もっと、紛らわしい感じのいい方で言ってくるのかと思ったので。』

　

太「君は私を何だと思っているのだい…？？」



『…カッコイイ方だと思ってますよ。』ﾆｺ



太「カッコイイは照れるね…。」


　


『ふふっ』

　





　




やっばい、めっちゃ緊張する…！！！

　

　


　

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