【呪術廻戦×文スト】太宰、呪いを知る。 (ページ5)

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チラッと時計を確認すると
そろそろ動き出した方が良さそうな時間だった
　
　
　

「すまないね、私はそろそろ行くよ。
また会えたらいいね」
　
　

真希「そう…だな」
　
真依「・・・」
　
　

　
「ふたりはふたりのしたいようにすればいいよ。
それに君達二人が揃えば無敵だって思わせたらいいんだ
　

“落ちこぼれ”とかは関係ない
　
　
私から云えるのは１つだよ」

　

私は１度間をおいて真っすぐ二人を見つめる
　
　

これは敦くんにも言ったけれど…
　

　

　

　
『自分を憐れむな
　
　

　

　
　

自分を憐れめば
　
　

　
　

　
　

　

　
人生は終わりなき悪夢だよ
』

　

　

　

真希真依「「っ！」」
　
　

　
「じゃあね」
　
　
　
私はニコッと笑って後ろを向いて歩きだす
　
　
後ろから二人分の声がした
　

　
　
　

真希「また！」
　
真依「絶対！」

　

真希真依「「逢おうね/な！！」」
　
　
　

私はそれに応えるように手を振って両親の処へ向かった

　
　
　

　
　

　

　

トテトテと廊下を歩く。
　

　
すると前から男の人が歩いてきた
　
　

　
名前は禪院直哉。
　
天才禪院家のエリート様だ
　
　

　
　
直哉「ん？御前ここで何してるん？」

　
　
まわりは女中しかいない…つまり私か。

　

　

「本日此方へお招きいただいたので
話の間少し見学をさせて頂いて居りました」
　
　

直哉「ふぅん・・・あ、せや。
オマエの両親さっき死んどったけどええん？」
　
　

　

・・・まぁ、薄々感じていたけど…
　
　
　

　
　
　

あんな愚図、如何でもいい
　

　

「…えぇ。確かに２人は私の血縁者…所詮“親”ですが
それとは名ばかりで“太宰A”という“私”を見てくれなかったので…
　
　

それにあんな愚図２人、私にとっては心底如何でもいい存在ですし」
　
　

　
私の答えが意外だったのか、一度目を見開いた直哉…サン。
　
　
　
すると急に私の両脇に手を入れて自分の顔の高さ位まで抱き上げた。
　

　

「・・・へ？」

　

直哉「御前かわええなァ。Aちゃん呼んでええ？」
　
　

「・・・」
　
　

断れると思ってるんだろうか？
　

　
　
・・・待て。落ち着け
　

見た目はこうでも、私はもう大人だ
　
　
　
前世２２でこの世界で１０年生きたんだ。
　

つまり・・・・さ、三十路…

　
　
　
大人らしくいこう。
　
絶対に顔には出さない！！