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三次選考2ndノルマで
此処に来てまかさの語学学習が入って来た。
海外で日本語の通じない選手と
関わるだろうと云う事での処置なんだろうが…。
「サンデイ…モンデイ…チュエスデイ…
ウェド…ウェ…『ウェドネスデイ』?」
「ウェンズデイだタコ。
てか日曜以外合ってないし。中学出てねえのか」
「いや、中学は義務教育だから
何も学ばずとも進級・卒業は出来るぞ?」
「学校は学習所だろうが」
「まあな。…これ、合ってるよな?」
「英語からやれ」と教科指定までされ
嫌々ペンを動かしていく。
「あ?…合ってる」
俺の横でイライラしてる凛。
潔くんは諦めてリスニングからやってる。
蟻生くんはオシャを混ぜながら
自由に進めてる感じ。
「そう云えば、二人っていつもそんな感じ?」
蜂楽くんにそう言われ
凛と同じタイミングで顔を上げる。
「そんな感じって?」
「いや、近いじゃん距離。
俺もAとくっつきたーい!!」
叫びながら突進してくる蜂楽くん。
俺はギョッとして
衝撃に耐える為躰になけなしの力を籠める。
後ろから凛が
支えてくれたので問題はないが。
「それ始めたら進まねえだろ」
「にゃは♪確かに!
でも俺はこっちの方が…」
「どうせカメラで見られてんだから
さっさと終わらせるぞ」
「えー…。は〜い」
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作者名:響輝 | 作成日時:2022年12月30日 0時