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サッカーを始めたきっかけは成り行き。
通っていた中学が
どこか部活に入らないと駄目で
だから小さい頃から
幼馴染とやっていたと云う理由でサッカー部に入部。
『他の誰かとは違う』からか
理解させないし、好くて同情。
でもそれにも慣れていたから
気にせず三年間サッカーをして。
進学先の高校でも続けていた。
そんなある日、届いた一通の手紙。
『日本フットボール連合』からの手紙。
「ブルーロック、強化選手…に選ばれました」
ポストから出して、
自室に戻って封筒から紙を取り出し
注視するべく
囲まれた部分の内容を読み上げる。
そしてその下の分にも目を通す。
__________________
新垣 A様
強化指定選手に選出されました。
この度、貴方はJFUの厳正な選考の結果
強化指定選手に選出されました。
つきましては〇月△日に行われる、
新しい育成プロジェクト集会へ
招待させていただきます。
参加を希望される場合は
同封の参加契約書へサインの上、
所定の日時JFU本部ビルへ
お集まり下さい。
JFU・新プロジェクト代表
帝襟アンリ
__________________
(マジか…。詐欺じゃないよな?)
驚いていると、タイミングよく
幼馴染の一人から電話が掛かって来た。
スマホを持ち
画面をスライドして耳に当てる。
「もしもし」
そう言うと、耳に届いたのは
聞き慣れた不愛想な声。
《届いたか?》
短く投げかけられた言葉に
返答する。
「届いた。凛も?」
《ああ》
糸師凛。
小学校から一緒の幼馴染。
仲は良い方だと思う
サッカーが上手い、自慢の幼馴染だ。
(凛が云うなら詐欺では無さそうだな)
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作者名:響輝 | 作成日時:2022年12月30日 0時