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明るい少女の声が耳に届く。
本来は此処で彼女を
抱き締めてやらねばならないのだろう。
だが、私にはその資格は無い。
「…侵入者は諸君で揃っておるな？」
「…」
「此処は我が城。
私は塵を放置する程落ちぶれておらぬ
…塵は私が斬り刻む」
刀を構える。
幼女を筆頭に少しだけ顔を歪める四人。
「私が間違う筈はありません。
貴女は異能犯罪者だ。
…ああ、それとも
記憶喪失にでもなっているんですか？
“元”隊長」
「…何を言っている条野。
元隊長で間違いないだろう」
「いやいやいや。
条野さんが言いたいのは
そういう事じゃないっすよ鐵腸さん」
「…顔を見せて下さい。隊長」
副長の幼女に言われた通り顔を出す。
そして光の無い目で四人を見つめた
「諸君に勝ち目は無い。
何が狙いだ？私の首か？」
私がそう言うと条野が答えた。
「私達は異界より渡航してきました。
原因不明行方不明事件の調査の為です
貴女の配下達を手にかけたのは詫びましょう。
すいませんでした」
「すまなかったな」
頭を下げた四人。
私は空き部屋へと彼等を通した
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作者名：響輝
| 作成日時：2022年12月1日 1時
