検索窓
今日:24 hit、昨日:18 hit、合計:44,931 hit

174時間目 ページ25

 
 
「如何した浅野。

用が無いならもう行くが」
 

 

何故か話し出さない浅野を見て

私がそう云うとやっと話し始めた。




 
 

 



 


「おい、聞いていないぞ。その恰好」


 

 

 



(この警官服の事か)


 
 


「劇に関する質問には

全て「企業秘密」と答えろと言われた」
 
 
 
 

 
 



「…」
 















 



 


私の回答に、じっと

何も言わず見つめて来る浅野。
 
 
 



しかし数秒後、突如動き出した。
 
 

 






 


「?」
 
 







浅野は自分のブレザーを脱ぎ、

其れを何故か私の腰に巻き付け
袖を臍の辺りで括った。
 
 

 
 






 





「念の為だ。これから歩くんだろう」
 
 

 






校舎までが遠いからか。
 
 

何やかんやで気遣いの出来る良い奴だ。
 
















 


 


「すまない。放課後に返す」
 
 


「…ああ」

175時間目→←173時間目



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
139人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:響輝 | 作成日時:2022年11月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。