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162時間目 ページ13

 
 
「さぁ、浅野理事長。

最後の一冊を開きますか?



いくらあなたが優れていても
爆弾入りの問題集を開けばただでは済まない」


 
 

 

 
理事長は俯いていたが

その瞳から灯が消える事は無かった。
 
 




数秒後、理事長は問題集を開き

爆発に抵抗する事無く爆風に身を任せた。

 
 
 
 


 



しかし、爆風が止んだと思えば

殺せんせーの皮に包まれた理事長が見えた。
 




珍しく驚いた顔をしている。
 
 

 


 

 





「ヌルフフフ。月一の脱皮です。

あなた用に温存していました」
 
 
 


 


(今回も、殺せんせーの方が上手だったな)


 
 

 


私は校舎に背を預けて座る。
 
 
 
 



 



その後の会話はあまり聞いて居なかったが

理事長は工事を中止する様に指示し
本校舎へ去って行った。

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作者名:響輝 | 作成日時:2022年11月10日 0時

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