82話 ページ33
No side
9年前
貴女が言った、『理想の世界』。
だけど貴女は目前より消えた
呪詛師界にもそれらしき噂は無く
本当に彼女の居る空間だけが忽然と消えてしまった
捜して、捜して、捜して。
最初は任務ほったらかしで全力で探した
数年後、恩師から「もう諦めろ」と言われた
その言葉はいかにも『言わされて』いた。
辞めなかった
『自分の相棒が何も出来ず死ぬなんて無い』
と、確信してたから。
9年間。
長かった。それそれは長かった
周りも自分も何もかも変わって
心身共に齢を取り、
嘗て自分達が嫌っていた大人になった
今日も、君の居ない世界を生きるんだ
そう思っていた
だけど、ある話を耳にした
上層部が陰で企んでいる『計画』についてだった
普段なら「くだらない」と言って
無視するところだったが
何か惹かれて調べてみた
瞬間、ある男の瞳は輝いた
そして云った
「遅くなったね」と。
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響輝@お気に入り400人突破ベリサンキュ(プロフ) - わんこぉさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年10月7日 23時) (レス) id: d6b5ec7764 (このIDを非表示/違反報告)
わんこぉ - 続編おめでとうございます!体調に気お付けて頑張って下さい!毎回楽しみです! (2022年10月7日 23時) (レス) id: dcfd46e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:響輝 | 作成日時:2022年10月6日 23時