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37話 ページ38

 
 

 
数年後_______
 


No side







2017年12月24日。

 
 





呪術高専東京校の某所にて、現代最強の呪術師と


その相棒が顔を合わせていた









 
といっても、相棒の方はいつ死んでもおかしくない重傷。
 
 




その様子を苦し気に見つめる最強。















 
 




 


 


 





 


 















 



悟「A」


 
 
 



「まさか、君で詰むとはね…


私の家族達は無事かい?」

 









悟「揃いも揃って逃げ失せたよ」















 
 
 

 

 
 


 




美しい白髪から覗く、碧き双眼。










常人なら目が合った瞬間に

崩れ落ちるであろう圧。

 
 

 



 

血まみれの相棒はそれを静かに躱していた













 


一度俯いて、再び顔を上げ



死を間近にしている相棒兼最愛の人(親友)を見つめ、問う。















 



 



 




 




 


悟「何か、言い残す事はあるか?」

 
 

 
 



 







少し震えた声。
 
 




その声に相棒は微笑み、
最後の力を振り絞るようにして語る



















 








「誰が何と言おうと、非術師(猿共)は嫌いだ。

でも別に高専の連中まで憎かったわけじゃない








ただ、この世界では
私は心の底から笑えなかった」


 
 
 

 

 
 

 






静かに腕を少し上げる最強。

 
 



その仕草をチラリと見て、付け加える様に言った



















 

 



「ああ、そうそう。死んだら面白い世界へ行けるよ


どんな世界かはお楽しみだけどね」
 












 

 

 


後半は、もう声も小さくなり始めている





そんなAを見て、悟は静かに名前を呼んで言った



















 
 




 


悟「_______」



















 



その言葉に一瞬アホ面になったAだが


すぐに吹き出して言った


















 
 

 









 

 
「はっ。最期くらいは

呪いの言葉を吐いてもいいじゃない」















 
 





バシュッと音が響き、彼女は永い眠りについた



 



最強の瞳からは暫くの間、涙が溢れ続けていた




fin.

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響輝@お気に入り400人突破ベリサンキュ(プロフ) - ましろさん» 指摘ありがとうございます。訂正しました (2022年10月2日 4時) (レス) id: d6b5ec7764 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 10話の黒いが黒井になってます! (2022年10月2日 4時) (レス) id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
響輝@お気に入り400人突破ベリサンキュ(プロフ) - わんこぉさん» コメントありがとうございます。作っては消し作っては消しを繰り返していたので、こうして公表できて嬉しいです。よろしくお願いします (2022年10月1日 23時) (レス) id: d6b5ec7764 (このIDを非表示/違反報告)
わんこぉ - 新作おめでとうございます!今度は夏油さんですかぁ、めっちゃ良きです!楽しみです!頑張って下さい! (2022年10月1日 23時) (レス) id: dcfd46e7a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:響輝 | 作成日時:2022年10月1日 0時

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