【ワンピース×文スト】太宰、海賊になる。 (ページ2)

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ーNo sideー
　

　
ヨコハマにある某川。
　
大きな川に掛かっている橋の上で
ある女性が考え事をしていた

　

砂色の長丈外套(ロングコート)を羽織り、白のYシャツ、

赤色のループタイで緩く首元を絞めている
　

　
黒に近い茶色の長い髪を後ろでまとめて
橋の手すりに組んだ腕を置き、川を見つめている。

　
その横顔に、通行人が居れば振り返るのだろうが
生憎今は平日の午前10時前後。

人は彼女以外いない。

　
一見、ただの女性だが彼女が考えている事は
知られては少々危ないものだ。

　

太宰(今日はいつもより流れが速い・・・。
成る程、絶好のジ殺日和だ)
　
　

容姿端麗な彼女は常時、
『どうすれば苦しまず死ねるか』を考えている。
　

　
そんな彼女の名は、太宰A。
　
趣味、ジ殺。好物、蟹、味の素。

＿＿と、大分変っている女性。

　
　

　
　

　

　

　

　
太宰は柵に座り、ループタイと靴紐の確認をし
思い切り体重を後ろにかけた

　

　
　

　

「…よっ」

　

　
太宰の体は、引力に逆らわずに
そのまま川の中へと消えて行った＿＿＿。