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数分後_____
「ねぇ蘭堂さん、最近ずっと此処に居た?」
蘭堂「当たり前だろう…。出かける事はあったが
殆ど此の家の中で生活していた…」
「じゃあ、爆弾設置されたの気づいてたの?」
蘭堂「いや…。知らなかった……。私は普段、
毛布に包まっているから音も聞こえずらいのだ…」
佐藤「?それだと不便でしょう?」
蘭堂「ああ…。だが、凍え死ぬくらいならば
喜んで包まるよ…。それに暖かいのは好きだ…」
「じゃあ最近、此の家に入った人物は?」
蘭堂「私が把握している中では君達以外には
誰も入ってこなかったよ…」
松田「“把握してる範囲”か?」
「出かけてる間と、
蘭堂さんが死んだように寝てる時間だね」
蘭堂「あぁ…。太宰くん、暖炉の燃料おかわり…」
「はいはい」
適当に絵画を外して、額縁から出し
暖炉の中へ放る
目暮「・・・今の絵画は燃やしても良いのかね?」
蘭堂「大丈夫だ…。それより寒い…」
松田「おいおい、大丈夫かよ」
「それじゃあ蘭堂さん、蘭堂さんも気をつけてね」
蘭堂「すまない…。助かったよ」
私たちは扉の方へと向き直る。
佐藤刑事と目暮警部を先に行かせて
私は松田刑事と並んで歩く。
「あ、そうだ。蘭堂さん」
蘭堂「・・・」
「“今居るのは私だけ”だからね。それじゃあサヨウナラ〜」
松田刑事は不思議な顔をしたけど
私には「行くぞ」としか言わなかった。
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シオン(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いので更新楽しみに待ってます✨ (6月11日 11時) (レス) @page20 id: 999d0c307e (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (5月16日 21時) (レス) @page20 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
響輝@お気に入り400人突破ベリサンキュ(プロフ) - 温泉煮卵!さん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年10月13日 21時) (レス) id: d6b5ec7764 (このIDを非表示/違反報告)
温泉煮卵!(プロフ) - この作品めっっっっちゃ好きです!!更新楽しみに待ってます! (2022年10月13日 20時) (レス) @page20 id: 61be09a0bb (このIDを非表示/違反報告)
響輝@お気に入り300人突破ベリサンキュ(プロフ) - 夏実さん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです。頑張ります (2022年8月26日 0時) (レス) id: d6b5ec7764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:響輝 | 作成日時:2022年7月6日 13時