シルヴァ家次女は、もうひとりのおちこぼれ。【ブラクロ】 (ページ7)

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もうひとりの　６ページ7

『流石にこれは、見過ごせません。』

私は今だ睨みあうアスタさんとソリド様をチラリと見た。
　

・・・・そろそろですよ。

ノゼ「…。
ソリド…下民如きにそう容易く魔法を使うな」
　

私の合図を見て、団長が間に入った。
だけど、それが無駄なことを私は知っている。
　

　

ノエルの震えはさらに強まった。
　

ソリド様もアスタさんも、冷や汗をかいている。
　

　

ソ「し、しかし」

ノゼ「黙れ、我がシルヴァ家の名に泥を塗るつもりか」
　

団長は、アスタさんを睨んだ。

　

ノゼ「王族に逆らいし下民……どう裁いてやろうか……。」
　

そして、その団長を制したのは・・・。

　

フエ「そこまでにしておけ、少年1人に恥ずかしくはないのか？
シルヴァ一族よ……！」
　

紅蓮の獅子王団団長、
フエゴレオン・ヴァーミリオン団長だった。
　

レオ「ミモザから聞いておった通り、
貴様なかなか面白いではないか…！よし喜べ！
このレオポルド・ヴァーミリオンのライバルにしてやろう！！」

ア「え。」
　

『ふふっ…。
良かったですね、アスタさん。』
　

ア「え、あ…ウッス。」
　

レオ「A殿！
お久しぶりです！先程の凛とした態度！とても美しかったです！！」
　

『あらあら。
私は“最底辺の落ちこぼれ”ですよ？』
　

レオ「？
何故ですか？A殿は、
金色の副団長殿らと並ぶ等級であろう？」
　

ネ・ソ「「！？」」

　

ノゼ「…ﾌﾝ」
　

『教えましたっけ、私。』
　
　

レオ「兄上より伺いました！！」

『メレオレオナ様は…』

レオ「ご存知かと！」
　

『…はぁ。』

ノゼ「A。来い」
　

『わかりました。』

レオ「また後ｄ「バンッ！！」？」
　

使用人「大変です！！

　

　

　

　

　

王都が襲撃されていますッ！！！」