シルヴァ家次女は、もうひとりのおちこぼれ。【ブラクロ】 (ページ41)

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もうひとりの　３６ページ41

今日はベルがルノアに気が付いたらしく
謎の顔合わせ会をすることになった。
　

そして、なぜか私はいつも行く側なのである。
　

　

まあ、ヴァンジャンス団長に用事もあったしいいのだけれども。
　

そんな感じでやってきました、金色の夜明け団！

門番さんに話は通してあるから、
名前を言って中へお邪魔する。
　

　

ミ「あら、Aさん！」

『ミモザさんじゃないですか。お久しぶりですね。
団長さんどこに居ますか？』
　

ミ「今執務室に副団長と居ますわ。」

　

ランギルスくんかぁ…。
　

まあ、何もないし大丈夫でしょう。
　

＿団長執務室＿

『態々案内ありがとうございました。
またお茶しましょうね』
　

ミ「はいっ、お待ちしておりますわ」
　

そして私は執務室へ入る。
言い忘れていたけれど、基本ルノアはグリモワールの中。

　

ベルと話すときは普通に妖精の姿で
ウンディーネと話すときは幼女の姿になることもある。
　

　

『団長から預かってきた書類です
　
・・・・どうしたんですか、お２人とも。』
　

ラン「……死ぬ………………。」

『え？』

ヴァ「一生この時間が続けばいいのにね………。」

『いやホントどうしたんですか。』
　

ラン「ネブラ様から手作り料理が届いた。」
　

『姉様から？どうして・・・』

　

ヴァ「“国民感謝の日”に伴ったらしいよ・・・。」
　

『ヴァンジャンス団長がそこまでなるのは珍しいですね。
私は姉様の料理よく食べますよ。』
　

ラン・ヴァ「「え」」
　

『あぁ、さすがにそのまま食べるのは死んじゃうから無理ですがね。
団長たちと話し合った結果、』
　

ラン「(え、普通に気になるんだけど)」

ヴァ「(流石家族…
もう対策方法はあったんだね…)」
　

『魔法で味覚嗅覚を麻痺させるんです。』
　
ラン・ヴァ「「成程」」

私の言葉に、２人は納得の云った表情を見せた。
　

ルノア「ちなみにこの作戦の立案者はAよ！」

　

『ちょ、出てこないで。』