シルヴァ家次女は、もうひとりのおちこぼれ。【ブラクロ】 (ページ39)

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もうひとりの　３４ページ39

『光創成魔法、“雨光の怒り”“天光の裁き”』

　

同時に発動させ、彼女へとぶつける。

接触の瞬間、私はアスタさんへもう一度拘束魔法を施す。

　

そして

『いい加減にしてくださいませんか？
…私、仲間と家族を傷つけられるのって嫌なんです。』
　

魔女「なら私の家族となりなさい！
その感情をなくしてあげるわ！」

　

『……あ゛？』

　

私の発した言葉で、後ろに居たものは固まった。
　

ノエ「(これが本当の“怒り”…！！
姉様っ…！！！)」
　

フィ「(一等上級魔法騎士…えげつねぇぇ！！)」
　

バ「すごい…！！」
　

バネッサさんはそう言って、猫をなでながら魔女王へ言った。

　
バ「…これが…アナタの言っていた運命を操る力なのね…。
私にはまだこの力の詳しい事は分からない…でもこれだけは分かる＿＿＿。

この魔法は…私と絆のある家族にしか味方しない。
　

　

私とアナタに絆なんて無い…！！！」
　

その言葉に、魔女王は自分が失ったものを思い出す。
　

　

　

　

“母親であること”

せめて生きている時だけでも、家族で思いあっていてほしい。