シルヴァ家次女は、もうひとりのおちこぼれ。【ブラクロ】 (ページ4)

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もうひとりの　３ページ4

ユ「シルヴァ…先輩。」

『？
どうかしましたか？』
　

ユ「シルヴァ先輩は、風の魔導士で印象深いのって
誰ですか。」
　

自分が風の魔導士だから、聞きに来たのかしら。
　

『生憎ですが、私は風の魔導士ではありませんので、
有名どころとなってしまいますが、よろしいですか？』
　

ユ「！はい。」
　

『もし、攻撃系魔法で参考にしたいのならば＿＿＿＿』
　

そのまま、ゆっくりと丁寧に話す。
攻撃系、回復系、防御系…。

　

それらを組み合わせたりするときのコツなど。
私が知っていることを少しだけ教えてあげる。

　

『以上ですかね。
………メモまで取っていただくとは…』
　

ユ「あ、すみません。
勉強になりました。」
　

感謝の言葉を述べて、彼は私に頭を下げる。
　

『後輩の役に立てたのならば、幸いです。
…では私は、これから任務ですので。』
　

ユ「あ、はい。ありがとうございました。
　

あと、A先輩って呼んでもいいですか？」

　

『勿論ですよ。
またお話ししましょう。』
　
ユ「！はい。」
　

私はそのまま、魔法で任務地へと飛んで行った。
　