シルヴァ家次女は、もうひとりのおちこぼれ。【ブラクロ】 (ページ20)

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もうひとりの　１８ページ20

魔法騎士団団長会議。
それが行われている建物の最上階で、私はお茶をしていた。
　

　

　

それはなぜか？

ふふふ…それは、

≪なぜか私が魔法帝に呼び出されたのに
その張本人が会議に出て行ってしまって暇してたらメイドさんがくれたから≫
　

である。

議題と、鳴り響く轟音で、大体のことは分かる。
　

　

「裏切り者」

ある漫画では、組織を裏切れば即刻処刑だったきがする。

作者が「推しに処刑されたい」とか言ってた。
　

・・・コッホン。

まあ、それで、私は何もすることがないので
光魔法で遊んでいました。

　

…ですが。
　

ユリ「その形は自由自在に変えられるの！？
え！？形を変えることも、命を吹き込むこともできる！？
すごいすごーい！！

普段はどんなことに活用してるの？
雑用？いいなぁ私もさｂ…やってみたい！！！」
　

・・・と、マシンガントークをされ、
解放されました。
　

草。
　

　

『あぁ。
ノエルの魔法でですか。海底神殿…。
魔石は貴重です。ぜっっっったいに、失くしたらダメですからね。』
　

ユリ「わかってるよ～」
　

少し話していると、通信魔法で伝達が入った。
ダイヤモンド王国との国境付近の町キテン。
　

そこが襲撃されていて、
金色の夜明け団が対処しているとのこと。
　

アスタさんは行きたがってるみたい。
チャーミーさんも、行きたいとは思ってるみたいだけど、
理由が違うな、これは。
　

ヤ「しょーがねー付いてきやがれバカヤロウ共！
フィンラル呼び出すぞォ！！！」
　

ア「ぃよっしゃあああ！！！！」

チャ「これで救食の王子に…！！」

黒の暴牛って…自由なんだなぁ。
　

ユリ「Aも行ってきてくれないかい？
・・・君が楽しめそうな相手がいるよ」
　

『了解です。』
　

敬礼して、私は一足先に
キテンへと向かった。
　

　