.kaito ページ24
.
ぶっきーは俺を見据えると
柊『 この際お前らと景山に何があったのかはどうでもいい！ただ１つ知りたいのはお前は本当に景山の苦しむ姿を見たかったのか？それが！お前の明日を生きる活力になったのか？』
よく理解できないまま話は続いた。
ある刑事の教師時代。大切な教え子を暴力事件によって亡くした。
その怒りや憎しみを犯人ではなく犯罪に向け 自分が味わった負の感情を明日を生きる活力へと変えた。
柊『 ここにいる2人もそうだ。
真壁は自分が選手として復帰できなくなった時に相手を恨むのではなく仲間をサポートする道を選んだ。
熊沢だって本当は景山に対して複雑な思いを抱いていたはずだ。だけど彼女に勝とうと努力して負の感情を跳ね返した。
里見、お前はどうだ？逆境を乗り越えようとしたか？傷ついた悲しみを明日を生きる活力に変えられなかった。それが、お前の弱さだ。』
此奴に俺の何がわかるんだよ。
反論したいのに正論でしかなくて もうどうしようもなかった時 彼女がぶっきーにむかってこう言ったんだ。
貴『 違う 。海斗は弱くなんかない。全部私のためなの。私が何もできなかったから 私の代わりにここまでやってくれたの 。』
柊『結果的には田代を守った形にはなったかもしれない。でもそれは結果論だ 。今の話は田代も例外じゃない。誰に流されたかわからない噂のせいで毎日が過ごしにくかっただろう。それを流した犯人を断片的な話で景山と決めつけ勝手に絶望し 景山に復讐の念を抱いた。お前は直接景山に話を聞いたか？ある一方の視点から物事を見ただけで決めつけ景山と話し合おうともしなかった。それがお前の弱さだ。』
Aはボロボロと涙をこぼし
貴『確かに一部しか聞こえなかった！でも澪奈が言ったことは確かだった。今まで信用してきた友達にそうやって言われてたの。そんな私の気持ちわかるわけないでしょ！？』
お前に俺の気持ちもAの気持ちもわかるわけがない。
『うっせえんだよ！知ったような口利きやがって！』
近くにいた真壁の胸ぐらを掴み
『なんで俺が此奴より弱えんだよ！おかしいだろ！なんでだよ、こんな奴に負けっかよ、こんな奴に！』
いくら俺が取り乱しても逸らすことのないその目。
芯のあるその目が苦手だった。俺の全てを見透かされてそうで。
『 なんだよその目は！なんなんだよ！』
すると後ろから茅野の声が聞こえた
真壁は弱くない
景山もそう言ってたと 。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 732人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぺんちゃん(プロフ) - 万歳三唱 (2019年5月3日 0時) (
レス) id: b91641893d (このIDを非表示/違反報告)
すずめ。(プロフ) - 美月さん» ありがとうございます！君スピの公開が終わりかけてきたら連載させていただきますね！それまでお待ちいただければ嬉しいです！ (2019年4月22日 23時) (レス) id: eb9b5347c3 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ。(プロフ) - 美紀さん» 喜んでいただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年4月22日 23時) (レス) id: eb9b5347c3 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ。(プロフ) - 涼宮美桜さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年4月22日 23時) (レス) id: eb9b5347c3 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - 初めまして。こちらのお話とても面白くて大好きです！もし宜しければ君スピのお話も書いてください！！！ (2019年4月17日 23時) (レス) id: a2679f6075 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すずめ 。 | 作成日時：2019年4月1日 11時
