里見カップル . 。

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体育館に着き バスケが始まる。
今日はコートを使って普通にゲームをするらしい。


体育は苦手だけど球技はそこそこ。
迷惑かけない程度に 、、と試合に臨んだ。


私のチームは 唯月 愛華 涼音 香帆 私 。
私がいなくても正直勝てるようなチーム。


相手チームは 花恋 華 凛 玲央 沙良 。
これまた運動神経抜群。絶対私浮くな〜 なんて思いながらも ブザーがなってしまう。


試合はめちゃくちゃ接戦
みんな本気で目の色が違う
すると香穂からパスが飛んできた


私も頑張らなきゃ！ と 取りに行こうとした。


その時、ボールをパスカットしようとした華と直撃 。

2人して倒れ込んでしまった 。


香『 A！華！ 大丈夫 ？』


試合を中断し駆け寄ってくれる 。


華 『 私は大丈夫だけど 、、ごめんAちゃん！ 大丈夫 ？』


『 大丈夫 大丈夫 〜 ごめんね 華 。』


と立ち上がろうとしたら走る激痛。
左足首が腫れていた 。


『 あ、捻ってたっぽい 、でも平気だからね 。保健室行く 〜 。』


へらへらと笑って誤魔化してるけど痛いものは痛いし涙が出そう 。


そんな時 大好きな声が聞こえる 。


海 『 A 、行こ ？』


と敢えて大丈夫？と声をかけてこない海斗 。
背中と膝裏に手を廻されると ふわっと抱き上げられ


海 『 先生 保健室行ってきます 。』


一言声をかけて体育館を出た 。
すぐ近くにある海斗の顔を見たら溢れ出してきた涙
ぼろぼろと止まることはなくて もう何に泣いてるのかわからなくなってくる 。


海『 痛いの我慢するからだよ 。早く呼んでくれたらよかったのに 。』


この私のことわかってるよって感じの顔と声にまた涙が溢れてくる。
私はグズグズした声で


『 ごめん 、ありがとう 、すき 。』


と単語を発する 。今の精一杯。


海『 知ってるよ 、俺も好き 。』


保健室についた後も手当までしてくれて
完璧すぎる海斗。


私にはもったいないと何回も思ったことはあるけど
やっぱり誰にも渡したくないんだ。


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