里見カップル . 。

家 kaito ページ36

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今日は久々に俺の家にAが遊びに来る


彼奴と外へ出かけるのも好きだけど 家でぐうたら過ごす方が好きだったりする。
ほら、外だとくっついていられないし Aも恥ずかしがるし。
家なら誰にも邪魔されない。


今日は俺の家っていうのがまたいいところ。
Aの家に行くことも結構あるけど自分の家の時はAのお母さんお父さんが居ても居なくても甘えては来ない。自分がいつも過ごしている空間でそういうコトをするのが何やら恥ずかしいみたい。
これ聞いたときは悶えた。


___ ピンポーン


母 『 Aちゃんじゃないのー？海斗！ 』

『 はいはい 〜 、』


ドアを開けると俺が前に好きといった黒のワンピース姿のA。最高過ぎ 。


『 よし、いこう？ 今日は母さんもいるんだよね 。』


貴『 そうなの？ 久しぶりだね。 お邪魔します 。』


小さく挨拶すると履いてきた靴のかかとを揃え俺の少しななめ後ろに立つ。彼女のこういった控えめでザ・日本人的なところにまた惹かれる。

そんな彼女の動揺した姿が見たくて Aと呼び彼女を振り向かせる。小首を傾げ どうしたの。なんて聞いてくるから


『 母さん もうすぐ仕事だから 2人きりだよ。 嬉しい？ 』


と少し意地の悪いことを言うと たちまち顔を真っ赤に染めて


貴『 別にそんなことないし 、』


と語尾に連れて小さくなりながらも否定する。
まだ玄関先なのに俺今日もつかな？ってくらい可愛い。

リビングに入ると 母さんがAに向かって全力で手を振る。俺の両親とAはいつのまにかめちゃくちゃ仲良しで特に母さんとはLINE交換するくらいらしい。
多分母さんも俺が家に連れてきた初めての彼女だから嬉しいんだろう。

俺の両親が酔っ払ってたりすると 必ずAの話が出てきて " お嫁さんに連れてくるの Aちゃんしか許さないから！ " っていってくるのがお決まり。" 数年後楽しみにしててよ 。彼奴里見になるから。 " と返す。

母さんは数十分の間マシンガントークをすると パッと時計を見上げ


母 『 あ、もういかなきゃ！Aちゃん海斗をよろしくね？ お泊まりでもいいからね？ 』

貴『 ありがとう 海斗ママ いってらっしゃい！ 』

『 いってらっしゃい 〜 』


そういうとバタバタと家を出て行った俺の母さん

もうこの空間は俺とAの2人だけ



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